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【登山】奥多摩 雲取山 東京都最高峰を日帰りにて仕留めたはいいけど、つらかった。

記録

日程 2012年9月22日(土)
天候 曇り
山行スタイル 日帰り
交通手段   電車&バス

主な行程は下記のとおり。

(⇒はバス、→は徒歩)
奥多摩駅(7:00)⇒
鴨沢バス停(7:40)→
七つ石小屋(10:30)→
ブナ坂(11:10)→
ヘリポート奥多摩小屋(11:40)→
山頂(12:35)山頂(13:40)→
鴨沢バス停16:50


山中行動時間 9時間50分(うち頂上休憩1時間&その他休憩含む)
歩行距離 約20km
鴨沢標高550m)⇒七ッ石小屋(標高1,600m)⇒ブナ坂(標高1,650m )⇒奥多摩小屋(標高1,760m)⇒小雲取山標高1,937m)⇒雲取山(標高2,017m)
※注意 今回の山行は体調が万全ではなかった為(特に登り)コースタイムはかなり標準タイムをオーバーしています。

プロローグ

ここ最近急に涼しくなって過ごしやすくなりました。秋の訪れもそこまで来ていますね。僕たちにとって夏は登山シーズンで、普段いけないような2000m以上の高山を中心にハードな山行にいけますので、ちょっと寂しい気もしますw。
今回も先週同様八ヶ岳へ向けてのトレーニングを兼ねまして日帰りにはちょっとハードとされている東京都最高峰&日本百名山雲取山へ日帰りアタックしてきました。
私自身7座目の百名山ですが、特に何も考えずに行っちゃいましたw

前日の金曜日は会社の送別会でしたので、日曜にアタックしたかったですがあいにくの雨の予想。土曜日は曇りで雨は降っても少しのようでしたので、睡眠時間2時間でしたが強行してきました。

自宅から奥多摩駅までJRで2時間弱ですが、なぜか車中ではほとんど寝れず><。こんなノミの心臓で、山小屋で寝れるのか?心配になりました。

登山記

バスに乗り換え40分ほどで登山口最寄の鴨沢バス停に到着です。降りたのは私たち以外に若い男性4人で、トイレ行ったり靴紐結びなおしたりしていたら先に行かれちゃいました。

いろんな人のブログで見かけるある意味有名な看板!
バス停から5分ほど歩いた民家の壁にありますね。

雲取山の看板に向かって宣戦布告中。”登ってやるぜ!覚悟しておけよ~”なんて・・・
でもパンツとロンT買ったので、早速着ちゃいましたが上下柄で変ですねw。
途中でロンT脱ぎました^^;歩き始めて10分、まだ道はアスファルトです。
熊出没注意!の看板があったので熊鈴ON!にします。

前半戦はこのような細い林道を歩きます。
いつものようにガスってますが、森林浴気持ちいい!道は人一人分の幅で狭いけども踏み固められていてとても歩きやすいですね。

まだ森林浴の気持ちい前半戦。。。
もう使われていないだろう小屋や・・・

水場なんてあります。
水は今回プラティパス(袋状の水筒)初投入で奥さんとあわせて3Lほど持ているのでスルーです。

広場があったのでちょっと休憩。上り始めて1時間半。
寝不足の影響か、あ、足が進まない・・・・。
あと800m以上も登るのか!?

入山から2時間、まだ森の中で眺望なし。
ちょっとっていうか、かなり飽きてきたwいつもなら開始30分以内に体が温まって軽くなってくるのに、寝不足のせいか全然エンジン掛かりません><。
気を抜いてると細い道を踏み外しそうになる!こんな山奥でもう若くないと実感。

ちょっと前の分岐で七ツ石小屋経由の近道を選択したら、急に急登になりました。
登り切って七ツ石小屋到着。ここまで2時間半近く掛かっちゃってます。
ここでは、蛇口から清水が補給できます。
ちょっと休んでお水を一杯頂きまた出発。(天気がよければ富士山が見えるそうですが、当然霧の中!)

雲取山。蜘蛛の巣もたくさんありました。
ちょっと異常なくらいの数ですね。

御岳山のロックガーデンさながらの苔むした斜面!

ブナ坂という分岐を過ぎると岩尾根合流。
やっと森を抜けましたよ!
ここまで3時間半かかってますので、かなりのスローペースです><
ここから山頂までは、だだっ広い尾根道を歩きます。

広すぎてヘリポートもあります。
こんな尾根はじめて!ちゃんと”H”ってかいてあるしw

11:10奥多摩小屋到着。自炊小屋なので無人ですね。
ここで、昼食をとっている年配のパーティーがいてにぎやかでしたのでついでに休憩。
ここで標高1750mなのであと300m登りますね。(モウイヤダ)

2019年8月現在、奥多摩小屋は閉鎖された模様

ここから最後の登り。
長くて急で結構きつい!
もう眠気でフラフラなので一歩一歩亀のように登っていきます。

最後ののぼりを登りきり少し平坦の道を歩いているとやっと山頂が見えた!
あと一踏ん張りです!

やっと着きました、山頂に。
雲が取れるか手を伸ばしてみましたが、今日はなぜか取れませんでした。

仕方がないので、東京で一番高いところで座禅を組んでみました。
お尻が痛かったです(煩悩)

山頂で見かけた犬も心なしか疲れているようですね。
でもみんなの人気者でしたので、犬に生まれ変わっても登山しよっと!と思いました。

今回からの新兵器、ストーブです!(親父に借りてきました)
定番のカップラーメンと前日好日山荘でかってきたカレーうどんを食べました。
肌寒くなってくるこれからの季節には、ストーブが必需品ですね。
山頂は少し寒かったけど、温まりました。

どこにでもあるスタバは、なぜか雲取山頂にはまだオープンしていないようでしたので自前で持参しました。食後においしくいただきました。

疲れていた&ストーブ初使用でたっぷり一時間ほど休んでしまいました。
これが、下山時に大変なことになるとはこのときは微塵も感じませんでした。

13:40下山開始。
まわりはますます霧に包まれて、今回は眺望、景色といった登山の醍醐味があったことさえ完全に忘れさせてくれる天気でした。

曲がりくねった木。
帰りの尾根道も霧がありますが、開放感一杯です。
山頂で昼飯食べてやっと体調がいつもの具合にもどりました。寝不足じゃなくってお腹が空いていただけだったなのかな?
これが山中でとった最後の写真でした
なぜなら、帰りのバスの時間がヤバイと気がついたからです。(実は16:50くらいのバスが最終だと勘違いしてました。次の18時台のが本当は最終です)
ここから、ノンストップの早足で下山します。最後の20分は、山道を駆け下りてトレイルラン状態でしたので、抜かした登山者に”がんばれ~”と声援を受けたようですw
すでに山中標高差1500m、距離20キロほど歩いているので下半身ボロボロですが、山道を駆け下ります。火事場の馬鹿力?なのか、間に合わなかったらヒッチハイクしかないと思い込んでバス停まで必死に下ります。
結局到着して2分後にバスが来たのでギリギリ間に合ったのですが、この最後の走りで明日以降の行動不能が決定してしまいましたよ。
何とかバスに汗だくで乗り込み座れましたのでさすがにちょっと寝れました。

最後は、青梅線河辺駅で途中下車して奥多摩登山の後の定番にしている駅前の立ち寄り湯”梅の湯”で入浴&夕食を済ませました。
ここは、ハイカーの間でも知れているようで大きなザックを何個も見かけました。

まとめ色々調べましたが、雲取山は1泊2日推奨という情報が多かったが、最短の鳴沢ルートピストンにて何とか無事に日帰り成功しました。
が、コースは難所がないものの長丁場で高低差、距離ともに今までの山行のなかで多分最高だったのではないでしょうか?
7月から毎週のようにコツコツ山に行っていたからそこそこ自信はありましたが、寝不足もあり結果、過信でした。
前半のながーーい森林帯は、かなり退屈したのでもう行きたくないかな?
でも、他人のブログを見ているとテントデビューでよく雲取山が使われるので、来年以降テント泊デビューする時にはお世話になるかもしれませんね。