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【高崎】白衣観音 山奥にひっそりたたずむ別名マリア観音様は若い女性からひそかに人気?

群馬県は高崎にある白衣観音で有名な慈眼院に行ってきました。
俗にいう高崎観音といえばこちらの白衣観音で昔からそこそこ有名な観音様ですが、近年は若い女性に人気とか、恋人たちのデートスポットにもなっているとか。

慈眼院本堂前

広大な院内には、参道にお土産屋さんやカフェなどがあるということですが、平日とあって営業しておりませんでした。
前日夜中から午前中にかけて大雨が降っていた影響からか、参拝客は広大な院内にかかわらず4~5組と静かなものでした。

本堂

まずは本堂にて参拝をします。
こちらの建物は昭和61年(1986年)に白衣観音建立50周年を機に再建されたもので、比較的新しい建物となります。 本堂は外観から見ると2階建てとなっており本堂は階段を上がった2階にあり土台である1階部分は社務所にような機能になっているようです。
慈眼院は、もとは高野山真言宗の総本山・金剛峯寺塔頭寺院のひとつのようで、本堂の創建は鎌倉時代中期、北条重時によると伝えられておりかなりの歴史のあるお寺のようです。
本堂内部には、千体もの観音様が安置されこちらも見どころの一つとなっております。

観音様正面下から

簡単に参拝を済ませて、さっそくメインの白衣観音様を拝顔します。
その名の通り白衣を頭からかぶっている姿がマリア様に似ているということで別名”マリア観音”と呼ばれ親しまれているようです。
建立当時(1936年)は世界最大(41.8m)だったということもあり下から見上げるとかなり迫力があります。
俗には 無病息災、安産、子育て のご利益があるといわれていますが、近年では縁結びの観音様として若い女性を中心にひそかに注目を集めているそうです。
なんでも例年バレンタインデーからホワイトデーまでの一か月間は”赤い糸祈祷祭”といって、なんと観音様の指に赤い糸が結ばれ反対側は参拝者の小指につなぐことができるようです。
何とも宗教の枠を超えたイベントで戸惑いましたが、よくよく考えてみれば秘仏などのご開帳時には五色の紐により仏様と繋がれ縁を結べるという風習があるので、違和感はないのかなと。。まぁ繋がれる時期がバレンタインと思いっきり西洋のイベントなのがあれですが。。。

こちらの観音様は胎内拝観可能ですのでさっそく内部にお邪魔してみます。
ちなみに園内は無料ですが、胎内拝観には大人300円、子供100円料金がかかります。

観音様胎内

胎内は、ジグザグの階段になっておりところどころに不動明王さまなどの仏像が配置されております。それ以外は特に何もなく、有名な牛久大仏のように巨大な集合墓地となってはいません。
各階には小窓が設置されており景色が楽しめます。

最上階表示

息を切らせながら階段を上ってやっと最上階まで来ました。
最上階9階までは階段数は146段、観音様の肩の部分まで上がることができます。

観音様内部からの景色

この日は雨上がりであいにく雲が多かったのですが、内部からは高崎の町や武尊山などの絶景が見れます。もともと山の頂上付近に建立されているので360度遮るものがない素晴らしい景観ですすよ!

園内MAPイラスト

白衣観音様以外にも広大な院内は見どころがありましたが、息子と一緒&あまり時間がなかったのでそのほかは次回以降のお楽しみに。。
洞窟観音は気になりますね!次はぜひ行ってみたい。