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【考察】世界一の登山者数を誇る高尾山の天狗グッツを調査した件

東京西部在住の私にとって幼いころから慣れ親しんでいる山は高尾山になります。
幼少期の遠足から始まり暇さえあれば登っている高尾山、すでに30回以上は行っている気がします。
息子が療育センターに行っている平日の日中5時間の間にサクッと登れるので、昨年に関しては10回近く単独で足を運びました。

ミシュランで☆を獲得してから登山客が増えて、一気に登山道も整備され高尾山全体がこの10年でかなり変わった気がします。

高尾山ほど登るたびに(自然ではなく人工的な)変化を続ける山も世界でもまれではないでしょうか?薬王院に関してもいくたびに新しいアトラクション的なものが増えていってますね。

その中で今回は以前から気になっていた”天狗”関連グッツにフォーカスを当てて、梅雨の晴れ間に再び高尾山を登ってきました。

天狗って何?高尾山との関係は?

”そもそもなぜ高尾山は天狗のキャラやグッツがよくみられるのか?”
知らないで高尾山に訪れると、不思議に感じる方もいるでしょう。

天狗とは「天の狗(イヌ)」と書きますので、天の使いという意味を持っており日本に古くから伝わる伝説上の生き物です。

そもそものルーツは中国にあり不吉なことを伝える流れ星の事だったのですが、日本では独自の解釈と進化を遂げ地方によっては妖怪だったり、神様だったりと一言に天狗といっても様々です。
一説には外国人だという説まであります。

高尾山の天狗のルーツは、高尾山内にある薬王院というお寺のご本尊を守護する随身として開運や魔除けの役割を担っています。ちなみにご本尊は”飯縄大権現”といって不動明王の化身になります。

薬王院の本殿には大きな天狗の面が掲げられており、本尊以上に目立つ存在となっていることから高尾山=天狗というイメージができたのだと推測されます。

そこから、名物の乏しかった高尾山に救世主のように降り立った天狗は全体のイメージキャラクター的な存在として特に近年フォーカスされています。

薬王院内の天狗グッツ

まずは本家本元、薬王院の天狗関連から。

お守り系

通常お寺の札所で売っているお守りは歴史が古くあまり変化がない印象ですが、こちらは年々いろんなお守りが登場しています。
上から交通安全、万能、厄除けのお守りになります。

”ぶじかえる”とか需要あるのかな?

こちらはストラップ型の魔除けお守りです。
太鼓の中心にしっかり金色に光り輝く天狗様がいらっしゃいます。

こちらは通常のお守りタイプのもの。
本来の役割の開運(上段)と魔除け(下段)のお守りになります。
見ずらいですが、こちらもやはり中心に天狗のゴールドプリントが入っています。

こちらの開運お守りは素材が黒石になり天狗様が彫ってあります。

何種類かあるおみくじの一つが天狗ヴァージョンです。
この日はたまたまか”大吉出た!”という方が結構いらっしゃいました。

お土産系

天狗の干し梅 しょっぱいけどおいしいようです。
紀州南高梅ということで高尾山との関連性を探すことが困難な商品です。
販売者が高尾山のある八王子市内の業者ということが唯一の救いか。。

天狗の芋甘納豆 季節限定商品 小分けがうれしいそうです。
芋甘納豆ってなんだ?芋を甘納豆風に加工したものなのか・・・。

銘菓 天狗黒豆捻り餅 天狗である必要があまりない商品だけどおいしそうですね。
黒豆の使った商品はほかに結構見られるので名物なのかな?
銘菓と謳っているので昔からあるお菓子のようですね。
※銘菓とは・・由緒があって、特別の名をもつ上等な菓子。(大辞林より)

こちらはその名もずばり天狗黒豆です。
抹茶味しかありませんでしたが、こちらは比較的新しくできたものだと思います。

カステラ饅頭
こちらは天狗の名前て関していないお菓子ですが、お菓子本体にもろに天狗の焼き印がありますのでランクイン!
なんかどこにでもありそうな佇まいでした。

天狗丸
こちらは5種類の豆のセットの中に潜んでいた一品。
黒豆かな?中身は未確認です。

薬王院内で見かけたのはこんなところでしょうか?

おまけ

近年天狗様以外に推され始めたタコ。
おそらく参道内にあるタコ杉に由来するものの思われます。
以前は保護のフェンスがなかったが、今では人気沸騰なのか立派なフェンスができたおかげで触れなくなってしまってます。

置くとパス(オクトパス)ということで合格&開運祈願として最近デビューした模様。
語呂合わせはわかるけど、元が英語って。。。
さすが高尾山、インターナショナルな一面も見せてくれますね。

露出している根っこがタコの足に似ている → タコ杉 → タコ → オクトパス → 置くとパス
遠くね?w 無理が何か所かある模様ですね。

今後の成長に注目したいと思います。

登山道途中のお土産屋で見かけた天狗グッツ

薬王院は天狗様が境内にもたくさんいて神聖なもののして祭られていますので、公式に天狗押ししていても違和感がありませんが、以下は便乗の部類に入るものになります。
お土産って大体そうですがね。。

まずはペットボトルの天狗力茶です。
中身は何系のお茶かは未確認ですが、茶色系なのでほうじ茶や麦茶の部類かな?
まさか、ラベルだけってことじゃないよね。。
他の観光地でもこの類のものをよく見かけますので、お茶は比較的オリジナルが作りやすいアイテムかもしれませんね。

こちらはそこそこ昔から見かける天狗らーめん
”雑穀とろろ棒”が天狗の鼻のイメージですね。
ゴマ系のスープがベースのようです。冷やしもあります。
いつか食べることがあれば追記しますね。

こちらは何か所かで見かけたガチャガチャです。
ガチャガチャは子供向けというよりは今は海外の方向けの商品ですかね。
スタンプと御朱印帳も入るきんちゃく袋です。どちらも高尾山限定に注目!

権現力ソフトクリーム
厳密には天狗の名前は冠してませんが、看板に思いっきり天狗アピールがありました。
ブドウ酢の入ったソフトだそうで、少し興味ありますね。
機会があれば試してみます。

十穀力団及
高尾山には何か所か3連団子を売る店がありますが、こちらは変化球の十穀米のお団子です。
10種の具でten+具(テング)と語呂合わせ以外は何もない仕様です。

ケーブルカーの山頂駅近くで買える天狗焼きです。
こちらはあまり歴史がありませんが、高尾山お土産の本命として急成長を遂げていて一個150円です。
その場で焼いていてここしか買えないということで休日には長蛇の列ができてます。
味はずばり、おいしい!です。ごろっとした黒豆の入った餡とパリッとした皮がバランスがいいです。

12年で500万個達成の看板がありました。
少し前からという印象でしたが、販売してから12年も経っていたのですね。
4~5年前の休日に訪れたときは40分待ちでしたので、断念。人気にびっくりしましたが需要と供給(生産能力)のバランスが著しく悪いのが原因だと思います。
平日はすんなり買えますのでご心配なく。

天狗焼きもそうですが、高尾山駅(ケーブルカーの頂上駅)付近のお茶屋さんとお土産屋さんは近年リニューアルされておしゃれな雰囲気に生まれ変わりました。
天狗焼きの隣で買える”天狗屋のチーズタルト”です。
以前の建物の時は、”天狗スムージー”とか”天狗ジェラート”があったので今回は”天狗タピオカドリンク”がないかドキドキしましたが杞憂でした。
一時期に比べてあまりにも便乗がひどい天狗グッツは淘汰されている気がしました。

天狗焼き、タルト同様こちらの靴ベラも天狗すみかという名のお土産屋さんで購入可能です。

同じく天狗すみかで見かけた日本酒の”高尾の天狗”です。
高尾山のある八王子市内のお米から作られているようです。
昔からありそうなパッケージですが八王子市の村おこし企画の一環で2014年から販売だそうです。

天狗の市松模様が入っている手ぬぐい。
1300円は手ぬぐいとしては高くないか?

天狗すみかにある天狗グッツはカラス天狗がモチーフのものばかりでした。

高尾山口駅周辺で見かけた天狗グッツ

天狗の~シリーズ3連発です。380円均一ですね。
左から天狗のゲジゲジまゆげ天狗の鼻くそ天狗のまろ玉になります。

ゲジゲジ眉毛 ツイストチョコクッキー
鼻くそ ココアピーナッツ
まろ玉 ワサビマヨネーズ味のピーナッツ
ともはや便乗以外の何物でもありませんね。

天狗葉扇煎餅
落花生風味と味噌風味の2味が楽しめます。

天狗絵巻 バウムクーヘンです。
天狗の鼻を模したシリーズで、細長いもので中が筒状のものは天狗になりやすいです。

大天狗、小天狗のストラップです。
スマホが傷つかないとのことですが、スマホにはストラップホールがないので直接はつけられないのが残念です。
携帯電話全盛期の生き残り商品でしょうか?

ケーブルカー麓駅の清滝駅内で販売している天狗煎というゴマ煎餅です。
カラス天狗(小天狗)モチーフなのは、天狗焼きと一緒の天狗すみかが販売元なのかな?

まだまだありますので見つけ次第追加予定です。

今回平日ということもありお休みのお茶屋(お土産屋)もありましたので、まだまだありそうです。
山頂はおそばを中心に飲食のみですので天狗グッツは発見できませんでした。やはり見かけ始めるのは薬王院より下ですかね。
世界一の登山者数を誇る高尾山ということは世界一のビジネスチャンスがある山ということになりますので、色々な商品はこれからも登場するでしょう。
ただ単に作るだけではなく少数精鋭、京都の八つ橋や札幌の白い恋人など有名かつおいしい物を是非開発してもらいたいと思います。

また追加で見つけたら追記します。

こちらの動向も注視していきます

八王子在住の元?演歌歌手、北島三郎さんです。
薬王院には多大な寄付をしているということで、院内には歌のでる石碑があります。

それではまた!