いけるところまでいってみよう

おでかけ、登山、体験談などなど・・・

西穂高岳 2012

ついにやってきました!
初の北アルプスです。
まぁ、初心者なのでロープウェイでも途中まで登れる西穂高なんですが、事前に他の人のブログをみてびっくり。
みればみるほど心配になったが、ここは通らなきゃいけない道。っていうか宿予約しちゃったし。
果たして結果は・・・・・命のやり取り経験できます。
記録
日程 2012年8月16日
天気 曇り時々晴れ
山行スタイル 日帰り(平湯に宿泊)
交通手段   電車&バス
行程は以下のとおり
新穂高ロープウェイ駅(7:33)→西穂高口(8:30)→西穂山荘(9:40)→独標(11:15)→ピラミッドピーク(11:55)
お昼休憩&折り返し
ピラミッドピーク(12:20)→独標(12:40)→西穂山荘(13:50)→西穂高口(15:00)
早起きして、前日旅館の人に朝ごはんいらないと言っておいたらお弁当用意してくれました。
助かりました~。奥さんと2つ分もらい1個は行きのバスにて朝食代わりにいただきました。
平湯からロープウェイに向かう始発バスに乗り込みます。バスは空いていて座っていけました。
少しでもアタック時間を増やしたかったので、始発にて行動しましたが、結果時間足りませんでした~~;;
ロープウェイ近くに宿泊するか、いっそ西穂山荘に泊まったほうがいい感じですね。
まずは、名物の2階建てロープウェイ。日本初らしいです。
120人乗れるようなので、ハイシーズンもそんなに待ちませんね。
西穂高口から西穂山荘までは1時間から1時間半でつきます。
道は普通の山道で、土の地面に木々の中を歩きますので準備運動にぴったりです。
まだかな?と思って歩いていると西穂山荘は、いきなり現れますのでご注意くださいw
始発(バスのね!)で来たつもりですが、マイカーの方たちでしょうか?すでに結構な賑わいでした。
平湯のバスターミナルで買ってきたポテロンゲスト先生は気圧差でふくれっつらでした。
隣に写っているi-phoneは奥さんので、最近こっているfacebookにUPしようとしてましたがことごとく圏外w
さぁここから、本番の始まりです。
ここから先はいきなり岩歩きになります。体力消耗しないようにゆっくり確実に進みます。
途中丸山という小さなピークを経由して最低ノルマである独標へ向かいます。
すぐに一気に登らされます。西穂山荘があっという間に下へ・・・
高山植物の合間を進んだりします。ここは平坦な稜線上なのでほっと一息。
奥さん出演多数ですみません。無人の写真取ってなかったw
でも大概は、このようなガレ道です。浮石に気をつけて。
天気はあいにくの曇りですが、岩のぼりがこれからあるので雨が降っていないだけラッキーとしましょう。
眺望は当然なし ToT
うちら夫婦は、好天に恵まれない確立が多いです。昨年の立山行った時の雄山でも視界50mという始末^^;
アルペンルートは乗り物乗り継いだだけで、景色の思いでなし!
って愚痴ってたら独標到着!直前の直登のぼりでビビッちゃいましたが、前に奥さん後ろに山ガール2人いたので普通の振りして登りました(実は高所恐怖症なのでブルってました^^;)
みてわかるとおり、まぁ混雑。狭いところなのですが大半の方のゴールはここなので、ちょっとはやめの昼食とってますね。(ただいま11時過ぎ)
相変わらずガスっていて先は見えませんが、独標から先は崖を降りなければいけないのでどうしましょう?
見ていると膝が笑っちゃっていける気がしません。
ガイド本には”独標ののぼりが恐ろしいようならひきかえしたほうがいいだろう”とかいてありました。
うん!おそろしかったよ
ここで戻るか先へ進むか奥さんと相談していると横からおじさんが、”霧で下が見えないので意外といけるよ”と声をかけてきます。奥さんは高いところ平気なので、行きたそうにしていたしここで引き返したら”男がすたる”ってな感じで先に進むことにしました。
独標を下っているの図。泣きそうだよ~~ん。万が一足を滑らしたら100mは落下しそうで、いとも簡単に人生が終わります。なんて考えてるから怖いのかな?
戻ってくる人の中に若い女性もいて、彼女もいけたからいけるでしょう!と自分を奮い立たせます。
やっと独標を下ったのにすぐにこの細尾根。もちろん左右は落っこちたら来世にいけます。運がよくても複雑骨折ものです。
そして容赦ない西穂岳。この次に最大の難所が現れます。
ただの岩に寄りかかっている様に見えますが・・・・
下みたら アカ~~~~~ン!!!!
足場も少ない一枚岩。ここで一気に腕の力を使い果たしました。。
ガスも少し晴れてばっちり下(地獄)が丸見えです。
かえりも通るのか、ここを・・・・。と思うと先に進む心を挫かれます。
通過後振り返って。中央上の台形の岩が先ほどの下見たらアカンところ。左奥には独標が見えます。
っていうか岩の上がコースですが、登山の域を超えてます。命がけの稜線歩きです。
なんだかんだでピラミッドピーク到着。精神的にも肉体的にも消耗しました。時間も折り返しタイムリミット近し。
なんのひねりもないピースは思考回路停止の表れかww
相変わらずのガスで、眺望ほぼなしだけど逆にそれがここまで来れた要因だったかもね^^(足元の谷底があまりみえなかった)
奥さんもさすがに独標からここまでで一気に疲れちゃったみたいで、本日のアタックはここまでとして昼ごはん食べて折り返す事としました。
戻りは思っていたより楽でした。どこに何があるがもうわかるので覚悟も出来てたしね。
下山開始直後に奇跡的に一瞬晴れた!上高地がはるか下に見えます。
昨日歩いたね!なんていってテンションあがります。
やっぱり山登りは景色見えると何倍も楽しいですね。
帰りは思っていたよりスイスイ進み写真を撮りながら(行きは余裕なくてほぼ撮影してなかったので、掲載画像はほとんど帰り道に撮ったものでした~)すすみます。
小腹が空いていたので西穂山荘名物?のラーメンをいただきます。
味はいまいちだけど、疲れているのでおいしく感じます。(山の上で贅沢言っちゃいけないね)
ここからロープウェイ乗り場までの1時間の道のりは長かった。西穂山頂へは行けなかったけど、達成感満載で帰りの森林歩きは、まだかな?まだかな?歩きでした。
なんだかんだで無事に生還できたので、めでたしめでたし。お疲れ様でした~。
宿に戻って温泉三昧します^^/
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