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【登山】八ヶ岳 赤岳~横岳~硫黄岳 山小屋デビュー 初日編

記録
日程 2012年9月29日(土)~30日(日)
天候 一日目晴れ、2日目快晴!
山行スタイル 山小屋泊(1泊)
交通手段   電車&バス
主な行程は下記のとおり。(⇒はバス、→は徒歩)
第1日目(9/29)
JR茅野駅(8:40)⇒美濃戸口(9:15)→美濃戸山荘(10:05)→行者小屋(12:05)→お昼休憩30分(12:35)→赤岳展望荘(13:40)
赤岳展望荘(13:55)→赤岳山頂(14:25)→赤岳展望荘(泊)
※今回は長文です。ご注意ください。
~プロローグ~
人は新しい環境より今までの環境を好む傾向になります。
それは年を重ねることにより顕著になり、若い=革新派、年寄り=保守派という構図が少なからずよく見かける光景です。
自分は常に前者でいたいと思います。人に迷惑をかけない程度にね!
前置きが長くなりましたが、要するにいい年こいて初めての経験をしたという事をこれから書くって事です。
(言い回しが年寄りっぽいって?)
一ヶ月近くこの日のために生きてきたといっても過言ではない!というくらい、指折りこの日を待ち焦がれてきました。一週間前からは日に3回は、目的地である八ヶ岳の天気をチェックする毎日。
しかし、なんと季節外れの台風が来てるって言うことじゃないですか!
神は、このまま私に歳をとれ!といっているのか?
よくよく調べると、週明けの月曜日から台風の影響があるって事なので、2日目はお昼過ぎに下山すれば影響無し!ということで決行決定しました。
朝4時に起きて、自宅を出発!
今回のザック、左は奥さんで右は私の物。
私のほうが小さいって?
早朝の立川駅、誰もいない・・・。
時間が早すぎるため、特急はまだありませんので各駅停車を3回乗り継いで茅野駅に向かいます。
JR茅野駅から美濃戸口行きのバスに30分ちょっと乗ります。
私達のほかは単独男性登山者2名でしかいませんでした。車でみんな行くのかな?
ちなみに写っている男性は、山小屋でも一緒、2日目の帰りのバスも一緒でしたが、常に読書してましたね。
9:15 美濃戸口にて
今回は泊まりなので、登山届けもしっかり提出して出発です。
美濃戸山荘付近までは標準コースタイム1時間ですが、車でもいけますので砂利道をひたすら進みます。
公共交通利用者にとってはこの道は準備運動にはもってこいですね。(車でいけるなら行きたいけどね)
赤岳山荘付近。
他の人のブログとか見ていてなんとなく八ヶ岳はMAMMUT押し!っぽい雰囲気なので、今回のためにMAMMUTの長袖Tシャツを新調しました。それは、後ほど・・・
10:05 美濃戸山荘到着。
なかなかいいペースですね。
とりあえず赤岳展望荘を目指すので、最短ルートの南沢ルート~行者小屋~地蔵尾根ルートで一気に向かいます。
南沢ルートは、道迷いがあると聞いていたので不安でしたがずんずん進みます。
コースは、とても歩きやすく高度を稼ぐというより距離を稼ぐという感じで全体的に平坦です。
ただ、開けた所に出るとちょっとルートがわからなくなるので赤または黄色のマークを探しながら進みます。
こんな感じで、目印ありますのでよく見ていれば問題ないですね。
山道はロープが張ってあったりして人の手がかなりはいっていて歩きやすいので助かりました。
季節なのかわかりませんが、コケが全体的に多かったですね。いつも行く日帰りの山よりロン毛のコケでした。
12:05 行者小屋
2時間ほど森の中を歩きちょっと飽きてきたなぁ~と思った頃に到着です♪
お昼時のせいかみんなランチをしていて賑わってますね。
私たちもここでランチです。(25分)
八ヶ岳最初の食事は・・・・朝コンビニで買ったおにぎりです^^;
一応ストーブとアルファ米やらマルタイラーメンも持ってきましたが、一刻も早く山小屋に到着したかったのでスピード重視で。
まわりは、カップラーメンなど優雅?に調理している方が結構いました。(うらやましい)
12:30 行者小屋出発。
おにぎりを放り込んで、ここから上は水場がないので補給します。
ここからは急登になるようなので少し休んで、出発です。
地蔵尾根コースですが、見上げると展望荘はまだまだはるか上でちょっとブルーになりました。
登りはじめていきなりの急坂です。しばらく登っていくと石の階段が現れました。
結構歩きやすく石を組んでもらっているのですが、角度が・・・・。平坦な場所はほぼなく、ずーーーと登りっぱなしです。
角度が急すぎて石階段じゃ無理!ってことでハシゴまで登場!
もはや手をつかないと登れません。
うぉぉぉ~~~なんて言いませんよ。大人ですから・・・。
諏訪湖が見えます^^
登り続けて一時間。行者小屋がもうあんな下に!
尾根に出た!
目的地の赤岳展望荘まではあと少し。
富士山も遠くからお出迎えしてくれてますね。
13:40 赤岳展望荘着
予定より一時間早くついたw
受付でチェックインして、カップをもらいます。
ここの山小屋は、宿泊者のみしか利用できませんが宿泊者にはとても嬉しいサービスがあります。
①コーヒー、お茶が飲み放題(時間帯は決まってます)
②食事がバイキング方式
③標高2722mでお風呂がはいれる(天水)
④トイレがキレイ(半水洗?)
※①③は6月から10月上旬まで(要確認)
とりあえず荷物を置きに今夜の寝床に向かいます(大部屋です)
布団かと思ったら、シュラフがびっちり並んでます。満室になると隣の人との距離が近いです><。
まだ14時前なので、人もまばらですね。このまま空いていれば快適なのになぁ~なんて・・・。
天気予報では、今日が夕方まで晴れで明日は曇りのち一時雨ということなので今日のうちに赤岳に登っちゃうことにします。荷物は最小限にして、コーヒーも飲まずにチェックINして早々に出発です。
この日の為に先週の雲取山、先々週の塔ノ岳で鍛えたのでまだまだ元気です。
13:55 赤岳へアタック開始!
わかりづらいけど、結構急登だよ!
荷物も減って、おNEWのMAMMUT着込んでいざ出発です。
お気づきの方はいないと思いますが、自分の登山におけるテーマカラーは”赤”にしようと赤ばかり揃えていましたが、最近どうでもよくなっちゃったので青の上着です。ちなみに今回のためにユニクロで買ったウルトラライトダウンは黄緑ですw
急すぎて手を使わないともはや登れません。ずーっとコース脇には鎖があります。
この状態が20分弱続きますので、身軽でよかった!
疲れちゃった人が、佇んでました。
ん?!俺だw
さすが八ヶ岳最高峰の赤岳です。
頂上は賑わっていますね。自分たちも向かいます。
14:25 赤岳山頂着
やりました!日本百名山八ヶ岳の盟主、登ってやったぜ!
一番高い頂で、360度の景色を楽しみます。
目的を果たして小屋に戻ると
”げ!”
寝床は賑わってました~~~(ガーン)
食事まであと2時間弱あります。
ちょうど交代制のお風呂が15:30から男なので、ぴったりにダッシュでいきました。
もう5人先客がいました・・・。
シャワー一台と4人(肌と肌が触れない程度で)入れる五右衛門風呂1個です。
男なので、長湯する人もいなくクルクル洗ったり湯船に浸かったりでストレスなくさっぱり出来ました。
ちなみに石鹸、シャンプー等は環境保全の為に使えませんのでお湯で頭も体もゴシゴシ洗いました(天国)。
その後談話室なるところで、食事時間の17時まで備え付けの雑誌読んだり他の宿泊者の方たちと雑談しながら過ごしました。やっぱりみんな気になるのは季節外れの台風です。
山小屋の方は、明日は朝起きて”すぐに下山した方がいいよ”といってましたが今は結構天気いいので明日の朝様子見て決めることにしました。
17::00 夕食タ~イム♪
ここで、交代制にてみんなでいただきます。
館内アナウンスがあってすぐに行ったら一番乗りでした。
この後すぐに満席になります。
お食事です。
実は、写真は奥さんのほうです(ビールが目印!)
自分も撮ったけどピンボケだった・・・。
バイキングなので、取り放題とはいえモリモリですね。
・・・・・完食してました@@
食後は、奥さんがお風呂に行ったりまた談話室に行ったりして時間を潰しました。
(消灯の21時まで結構時間あって、手持ち無沙汰で暇だった。次回は何か暇つぶし考えないとね)
コーヒーは4杯も飲んじゃった!寝れるのか?
暗くてわかりにくいけど、赤岳です。
こうして、八ヶ岳の早い早い夜は暮れていきました。
明日の天気は?台風は?
え?気になるのは本人だけ?
第二日目に続く
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