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【奥多摩】高水三山 登山初心者におすすめ!駅から駅へ電車オンリーで行くお手軽縦走の旅

岩茸石山山頂の眺望

春になり暖かくなってきました。
冬の間お休みしていた登山ですが、徐々に再開していきたいと思います。

高水三山について

今回登ったのは東京は奥多摩の入口にある高水三山。三山というからには三つのピークを登りますが、こちらは初心者にもおすすめのお手軽縦走可能な山です。
ちなみに三山は、”岩茸石山””高水山””惣岳山”になり、750m~800m弱の標高の山です。
低山の部類に入るので、真夏の暑いときは避けたほうが無難です。
ベストシーズンは、秋から春まで(冬は積雪がなければ)になります。
また、私のように冬の間登山をお休みしている人はシーズン初めのリハビリ登山にも最適ですね。

登山口までのアクセス

東京西部のターミナル駅立川から青梅線にのって”軍畑駅”下車。
そこから登山口までは歩いて30分弱とのんびり里歩きを楽しみながら行けばあっという間です。
ちなみに縦走後の下山は二つお隣の御岳駅ですので、電車オンリーで縦走可能な貴重な山です。

今回登ったコース&コースタイム

記録日程 2013年3月17日(日)
天気 快晴
山行スタイル 日帰り
交通手段   電車
行程は以下のとおり
07:30 JR軍畑駅
07:55 高水山登山道入り口
08:45 常福院
08:55 高水山山頂
09:20 岩茸石山
10:00 惣岳山
お昼休憩45分
11:48 御岳駅

高水三山登山

7:30 駅からスタート!

軍畑駅ホーム画像

JR青梅線軍畑駅のホームに降り立った時がスタート地点になります。
低山とはいえ私自身久しぶりの登山なので、入念にウォーミングアップをして臨みます。
とかやっていたら、同じ電車できた登山客たちは全部出発してしまった。。

踏切画像

こんな写真とか撮ってちんたらしていたからですね^^;
今さっき乗ってきた青梅線の踏切をさっそく渡ります。
踏切もなくのどかで気持ちいです。
急ぐ必要もないのでカメラ片手に楽しみながらのスタートです!

登山口まで民家の中を進む

こんな感じで、夏休みに田舎に来た気分でおいしい空気いっぱい吸い込みながら進みます。
このあとちょっと大きめの道路に出て道なりにしばらく進みますが、分かれ道などの要所要所に案内看板がありますので迷うことはないと思います。

7:55 登山口

駅から30分かからずに登山口到着。

登山口付近にあった謎の石像

登山口の守り神なのか?謎の石像がお出迎え。
ん? 昔よくみたどこかの製薬会社のオレンジのあいつにどことなく似ている気が・・・。

右手に小川を望みながらやっと登山らしい道になってきました。

まだ9時前とあってひんやりしていて肌寒かったです。
久々に土を踏みしめている感覚、登山っていいな!と謎にテンション上がってきました。
東京奥多摩に多く見られる規則正しく植えられた杉の中を進みます。
”お前か!”毎年花粉をまき散らしているのは!
なんかむずむずしてきたのでマスク着用しました。

どの案内を見ても”初心者に最適!”とかありますが、やはり山は山。
急なところは結構な傾斜を登らされますね。

少し登ると休憩用のベンチがあったりしますので、自分のペースで焦らず登れますよ。

8:45 常福院

最初の目的地である高水山山頂をまえにお寺が見えてきました。お不動さんが祭られているみたいです。こんな山の上に立派ものを建てたなと感心していたら、車道が通っていて車でここまで来れるんだ!

山岳信仰のお寺なのか、神仏習合のなごりなのかお寺に狛犬がいたり見かけないモチーフのものがありました。
登山の安全をお願いして通過します。
あ、トイレはここが最後なので忘れずに行っておきましょう!
次は下山後の御岳駅だったと思います。

8:55 高水山山頂

まずは第一のピーク高水山山頂に到着。
ゆっくり歩いてきましたが、ここまで90分ほどでした。
木がうっそうと茂っていてあまり眺望もなかったので軽く休んで通過です。

ここから三山縦走の始まりです。
たった90分登っただけで縦走を体験できる貴重な山ですね。
南側の斜面でしたが、風が吹いていて寒かったです。

2個目のピーク岩茸石山直前に急登が出現しますが、長くは続かないのでご心配なく!
縦走とはすなわち下りて登っての繰り返しですので。。。

9:20 岩茸石山山頂

山頂に到着すると素晴らしい景色が待っていました!
秩父方面と雲取山方面への眺望が開けていました。この日は天気は良かったけどガスが出ていてあまり遠くまでは見えませんでしたが、秩父の名峰”武甲山”はかろうじて見えました。
ここは、三山縦走の中で一番眺望がよかったので、お昼ご飯を食べる場所としては一番いいかも!
私たちは知らずに次の惣岳山まで行ってしまいましたが。。

来た方向を振り返ると、先ほどまでいた高水山がきれいに見えました。
登った山を見るのは気持ちがいいものですね!
こんだけ歩いてきたんだなぁと実感できます。
ちなみに30分弱でここまで来ました。
ここより黒山方面へコースが分かれて棒ノ嶺までいけます。

景色は良かったけどお昼にはまだ早かったので、小休止ののち最後のピーク惣岳山へ向かいます。
縦走だと下りて登りの繰り返しでなんだか損した気分ですが、この時期は下りっぱなしだと寒く登りっぱなしだと暑かったのでいい感じに交互にできて結果良かったかも。

まだまだ新緑には早く、冬の様相の山ですね。葉がないので景色は見やすいですが、日向はポカポカ暖かかったです。

10:00 惣岳山 山頂

お決まりになってきた山頂前の急登を上りきると山頂の到着。
小さな社がありましたので、これまでの安全に感謝します。
ここで45分ほどお昼休憩しますが、ここの山頂は全体的に日陰のせいか寒かったですね。眺望は木々に囲まれていますので、ほぼなしです。

お昼は簡単で軽いカップ麺にしました。
去年のクリスマスに奥さんに買ってもらったJETBOILを使ってみたかったので。
今までのコンロとは比べ物にならないくらい早くお湯が沸きました。
お湯を沸かすのに特化しているだけありますね。
山飯にこだわらなければ、最強のツール。
しかも上部のカップ部分にボンベごとすべて収納できますので、非常にコンパクトになります。

時間が早かったのかここまでで、逆まわりで登ってくる人とすれ違ったのはほとんどありませんでしたが、このあたりから続々とすれ違いが始まりました。

10:45 下山開始

寒い時期のカップ麺はめちゃくちゃおいしいですね。
じっとしてると寒くて仕方がなかったのですが、カップ麺のおかげでゆっくり体を休めることができました。

下山はこのように杉の植林された道をひたすら下りますので、ちょっと単調でしたね。縦走の下りで特にこのように眺望がない所は”まだか!まだか!”と思いながら下っています。
ピストンの場合は、一度通っているので残りどれくらいかがわかるので気が楽ですね。

これでもかというくらい植林された杉林の中を下ります。
花粉症の私は時期がずれたら大惨事になりそうで怖い・・

なんか立派な木だなと思ったらご神木のようでした。
杉の中にひときわ太くて存在感を放っています。

車の通る音が聞こえてきたらもうすぐの合図。
御岳駅側の登山道はお寺の裏にでました。

梅かな?満開でお出迎えしてくれました。
ゴールのご褒美的な感じですかね。

今まさに下ってきた山を振り返って。
なんか田舎のうちの裏山みたいですねw

登山口を出て5分足らずで御岳駅に到着。
高水三山はすいていてのんびり山歩きを楽しめましたが、御岳山はこの天気じゃ大混雑だろうなぁ~
ちょうど電車が来たので飛び乗って、帰りは奥多摩登山定番の梅の湯(河辺駅下車)でサッパリしてから帰りました。

高水三山を振り返って

約4か月ぶりの登山は無理せずアクセスもいいこちらの山にしましたが、結果正解でした。
少し早起きすれば、午前中にはプチ縦走を楽しめ下山して日帰り温泉によっても夕方前には帰宅できる手軽さが最高ですね。

天気がいい日にふらっと出かけて静かな山歩きが楽しめるこちらの山はおすすめです。
難易度はあまり変わらない高尾山とかに行っちゃったらこんなじっくり山を楽しめませんので・・・