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【登山】南アルプス 日向山 南アルプスの前衛峰はお手軽に白砂の世界へトリップ出来ました

記録

日程 2013年3月23日(土)
天気 晴れ
山行スタイル 日帰り交通手段   車

行程

尾白川渓谷駐車場(6:50)→
矢立口登山口(7:34)→
三角点(8:45)→
雁ヶ原(8:50)雁ヶ原(9:51)→
尾白川渓谷駐車場(11:20)

プロローグ

さあ、先週に引き続き今年2回目の登山です。
実は、鹿児島に嫁いだ奥さんの学生時代の友達が出産で実家のある山梨に帰ってきていて久しぶりに会いに韮崎に行こうと計画してました。
そして先月末に無事出産を終えて今月いっぱいで鹿児島に帰ってしまうとのことで山梨にいるうちにお祝いをしたいということで何とか都合をつけて車で山梨へ行ってきました。
せっかく山梨に行くのだから、天気もよさそうだしもったいないから軽く山に登ってから行こうと先週に引き続きお手軽に登れてかつお友達の実家から近い山の日向山に登ってきました。
日向山は南アルプス甲斐駒ケ岳の前衛峰で同じ花崗岩の山です。
昨年鳳凰三山を登った際に、山頂の白い甲斐駒ケ岳をみて”いつか登ってみたい!”と思っていましたので、予行演習がてらここにしようと決めました。

登山の様子

尾白川渓谷駐車場からスタートです。
定番の矢立口登山口へ向かいましたが、現在はまだ冬季期間ということで登山口1キロ手前で道が閉鎖されていたので、いったん引き返してきました。
ここは甲斐駒ケ岳の登山口でもあります。
今日はお昼過ぎには、お友達の家に着きたかったので家を4:30に出発してここに着いたのは7時前でした。
何組か登山者が準備をしていましたがみんなピッケルを持っていたのでまだ山頂付近に雪が残る甲斐駒ケ岳へ登る方たちばかりでした。
っていうか普通に考えたら日向山程度でしたらこんな早い時間に来る必要ないですね。
ひときわ軽装でしたのでちょっぴり恥ずかしかったですね。

日向山は右の方へ行くコースです。
1659mありますので、雪があるかな?なんて心配しましたが無理だったら途中で戻ってこようと思いながら出発です。

6:50登山スタート

天気は快晴。来る途中の車からも鳳凰三山八ヶ岳がはっきり見えてましたので頂上で見るのが楽しみです。気温はちょうどいい感じで行動を始めると長袖一枚で寒くもなく気持ちい陽気です。

左が甲斐駒ケ岳方面です。
ここは商店らしき建物あったけど営業している気配がありませんでした。
そういえば、尾白川の水はどこにでも見かけるサントリーの”南アルプス天然水”ですね。
甲斐駒が源流だそうです。

春の訪れ前の山は、落ち葉ばかりで単調な道が続きます。
でも先週登った高水三山の植林された樹林帯とは違って自然の木々がいろんな方向に向かって立っています。

開始してしばらく結構急なところを登らされます。
開始30分はエンジンがかからないので、きついきつい。
息切れしながら登ります。
誰一人いない登山道ですが、ところどころに看板があるので迷う心配はなかったですね。
木々の間から鳳凰三山がちらちら見えてます。

いったん車道にでますが、すぐに登山道に戻ります。
っていうかさっき車でここ通ったなw車道に鹿がいてびっくりしました。

再び登山道へ、車道を見下ろしながら登ります。
ところどころ落ち葉が積もりすぎてズルッと滑りますので要注意。

7:34 矢立石登山口

本当はここから登りたかった!でもまだまだ体がなまってますのでトレーニングですね。ここから10合目まで看板がありますので、どこまで登ってるのかがわかりますね。
ここも一応分岐でまっすぐ行くと頂上へ最短距離で、左に行くと滝を経て頂上へ行くコースとなります。滝へのコースは登りはOKですが、頂上から滝の降りるコースは昨年の台風の為コースが荒れていて通行禁止だそうです。
ここまでで結構へばっちゃってますので、迷わず最短コースを選択。一応熊鈴ONにします。

矢立石からのコースは、なだらかになり歩きやすかったですね。ただ、何かいるみたいで木の上から重低音のカエルの鳴き声みたいなのが聞こえてくるのでびびって大声だしながら歩きました。下山時には聞こえなかったのでなんだったんだろう?

階段とか所々にあり道も整備されていますが、登山者が少ない感じが見て取れます。

4合目まで来ました。大体5合目まで1合あたり10分ってところでしょうか。6合目からはもっと短く感じました。

6合目から上はところどころ雪が残ってますが、装備なしでも全然問題ないレベルでしたね。

8:45 二等三角点

一応ここが頂上ですが、看板もなく眺望もありませんので、写真を撮ってさっさと通過です。

三角点から5分ほど進むと、さあ来ました。花崗岩の砂が白いですね。あの向こうはどーなってるのかな?

8:50 雁が原

最後の登りを越えるといきなり景色が開けます。下は雪混じりの砂浜です!そう、ここが雁ヶ原という場所です。

噂には聞いていたけど、凄い景色。鳳凰三山地蔵岳前の賽の河原に似ています。これが、チョイチョイっと登っただけで見れるなんてお得ですね!
正面に八ヶ岳、左後方には甲斐駒ケ岳鳳凰三山がバッチリ見えます!偽八つとよばれる茅が岳なんかも・・・。
樹林帯を抜けた途端なんでこんなに眺望が開けるかというと、この雁ヶ原は大昔に大規模な崩落により花崗岩が露出して出来た場所なのだそうです。だから奥行き自体はあまりなくすぐに急斜面になってしまってます。

甲斐駒ケ岳がバッチリ見えます。
雪がかかっていてかっこいい♪今後登りたい山上位ですね。

今回デビューのカリマーのウィンドブレーカーに身を包み八ヶ岳をのぞみます。なんと、ユナイテッドアローズのグリーンレーベルで買いました。ビームスパタゴニアが売ってたりでアウトドアーブランドのセレクトショップ進出が最近目立ってますね。パタゴニアといえば年末に大枚はたいてフリースジャケットR2を買ったけど、もう暑くてアプローチまでしか着れてません^^;

崩落してできたとあって北側(左)にごっそり削り落ちているのがわかります。斜面のある砂浜を歩いているようで地味に疲れます。

砂浜だけではありません。
こんな奇岩もゴロゴロあります。
月面着陸したみたいですね。

ちょっと休憩。
水着だったら海だよ、この写真。

鳳凰三山もクッキリ見えます。中心やや左の突起はオベリスクじゃないでしょうか?あの稜線を半年前に歩いたなんていまだに信じられません。
そういえばズームで撮影するとなんか毛みたいのが写りこみます。何回レンズ拭いても直らない^^;

ちょっと先には大明神の石碑がありました。いつも思いますが、こんな重いものを誰が持ってきたのだろう?

快晴の天気に感謝しながら、ここで昼食にします。でも、木がないので眺望がいい分風がガンガンあたります。景色優先で寒いの我慢して砂浜で食事をしました。

八ヶ岳は終始山頂付近に雲が掛かっていたけど裾野の広さは、迫力ありますね。富士山にも劣りませんよ!

一時間ほど昼食&撮影を楽しんでから下山しました。
帰りは、駐車場から5分と劇近の名水公園ベルガ内にある”尾白の湯”に入りました。700円(町民は300円)で利用できて休憩場所もたくさんありお勧めです☆
http://www.verga.jp/modules/tinyd1/

無事計画通りお昼過ぎには、奥さんのお友達の家に到着して昼から飲んだくれていたら結局お泊りして翌日朝に帰りました。

そうそう、お土産にお友達のお父さんが勤めている金精軒で”生信玄餅”と酒粕カステラをいただきましたがとっても美味で今度来たときもお土産はこれで決まり!です。

おまけ

お昼に帰ってきたら地元のさくらが満開だったので疲れた体に鞭打ってお花見散歩してきました。