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【登山】中央線沿線 扇山~百蔵山縦走 駅から巡る"秀麗富嶽十二景"富士山を愛でる旅

記録
日程 2013年4月28日(日)
天気 快晴
山行スタイル 日帰り
交通手段   電車

行程は以下のとおり

JR鳥沢駅(6:15)→
扇山登山口(7:10)→
水場(7:35)→
扇山山頂(8:15) 休憩30分扇山山頂(8:45)→
百蔵山(10:30) お昼1時間百蔵山山頂(11:30)→
百蔵山登山口(12:23)→
猿橋(13:22)→
JR猿橋駅(13:50)

世間はゴールデンウィークに突入しているみたいです。
まだ、29,30日出勤しないと連休にはならないのですが、今週は土、日の両日とも天気がいい!土曜日は午後から予定がありましたので、チャンスは日曜のみ。
これは山に行かないと!と色々考えていました。
最終的には、丹沢の鍋割山か檜洞丸か扇山&百蔵山にしぼり前日寝る直前まで迷ってました。
丹沢の山に行くとなるとハードな山行になるのは必至ですが、トレーニングがてら暑くなる前(ヒルが出る前)に丹沢をこなしておきたいと思っていましたが、翌日は仕事ということを考慮して一番体に負担がかからなそうな扇山&百蔵山にしました。(電車オンリーでアクセスできるので早朝出発できるしね!)
結果的には、前日の土曜日をしのぐ快晴でバッチリ富士山を眺めながら秀麗富嶽を堪能できました~。

早朝5時地元の駅発。
朝焼けに染まる空の下出発です。
今回の山は人気の山っていう触れ込みで、しかも今日は雲ひとつない快晴と来ればバスが動く前に行動開始するのが正解です。
朝早くでると夕方前に帰宅できて昼寝が出来るので、朝起きるのは辛いですが最近はお気に入りです。

電車の中で恒例の朝食です。
朝はパン派ですのでコーヒーと一緒にいただきます。
最近の悪あがき・・・運動前のヘルシアですが、なかなか効かないなぁ~orz
タバコをやめてからはや3年、10キロ太った分は戻りません、、

一時間ほどで今回のスタート地点鳥沢に到着です。
朝から心暖まる看板ですが、駅舎はまだ開始前の無人でした・・・。

初めて降りた鳥沢駅
まわりは何もねぇ~@@レトロな瓦屋根で家みたいな駅舎ですね。
ここから登山口まではバスがありますが、今回も歩いて登山口までアプローチです。
百蔵山まで縦走しますので最短距離の梨の木平へ向かいます。バスで20分、歩きの標準タイムは一時間ちょうどですが私たちは55分でしたのでほぼタイムどおり^^;

かわいい案内板。こういうの何気に癒されますね。
分岐ごとに案内板があるので道なりに行けば迷う事はないと思います。
そういえば秀麗富嶽12景とは・・・WIKI参照してください。
もう20年以上歴史がある大月市が推す富士山の見える景色は12景とありますが12山ではないのでご注意を・・・
最近やけに沿線の駅でのぼりを見かけアピールしていますが、これはいまの大月市長になってから力を入れだしたとの事です。
撮影コンテストなど精力的に盛り上げようとしているのが伝わってきますが、アクセスする駅の””のどか”加減が対照的ですね。

中央高速をくぐり人家の間を通り林道に入ります。
桂川ウェルネスパークを通過してさらに奥へ進みます。
この時点で鳥の鳴き声が半端ないくらい聞こえてきます。

車道ばかりではつまらない!早く山道を歩きたい!って方は近道を使ってショートカットできます。
歩いてくる人はあまりいないようなので、結構藪道でした。

登山口到着
近道からいったん舗装道路に戻り、ゴルフ場が右手に見えてきたらもうすぐです。
バスではここまで来れますが、まだ運行前なので、誰もいません。
最後のトイレはここですましてください。あとは百蔵山の下山口までありませんので・・・

登山口には扇観音様がいます。
登山届けも出せるポストもありますので念のために出しておきましょう。
用意がなければ今はヤマレコなどからWEB経由でも出せますね。

扇山山頂へは登山口より 2時間弱ほどですね。
ちょうど中間ぐらいに水場があるみたいですがこんな街から近い山の水飲めるのかな?

道はわかりやすい&歩きやすいので安心です。
さすが秀麗富嶽12景随一の人気コースですね。
私たちが早すぎたのか7時過ぎですが、まだ誰とも会ってません。

先ほどの案内板から20分ちょっとで水場到着。
一時間って書いてあったのになぜだ!?ここ以外は水場らしいところなかったのに・・・。
なんか怖かったので飲みませんでしたが、手と顔を洗ったら冷たくて気持ちよかったです。

今まではなだらかだった斜面も水場からは結構ジグザグに登らされます。
振り返るとあっという間に高度を稼いでいるのがわかりますね。

登りきると分岐にでました。
とりあえず扇山に向かいますが、後ほどここに戻ってきます。山の反対側の景色が見えて尾根に出たことが実感できますので、嬉しいですね。

先ほどの分岐から10分もかからず扇山山頂です。
先週の陣馬山に続き貸切の山頂です☆ちょっとした公園みたいで広いので大人数でも心配ないですね。
さて、秀麗の富士山はというと・・・

めちゃくちゃ良く見えるぅ~
誰もいないのでやりたい放題の山頂ですよ。(この後着地失敗して膝痛めました・・・。ブログ書いてる今も痛いToT)
富士山を堪能したり遊んでいたら途中で唯一出会った地元の年配のご夫婦が追いついてきてしばし山談義に花を咲かせます♪
盛り上がっちゃって30分も山頂にいてしまいました。

さて次は百蔵山へ向かいます。
最初だけは尾根っぽい道ですが、この後結構長い時間急降下を強いられます。
早くも足が爆笑(プルプル)し始めました・・。
縦走というよりはいったん山を降りて隣の山に登り返すという感じです。

いったん下りきってしばらく平地を進むとこの標識が見えます。
これがでて来たら、急登りが始まる合図ですので覚悟してくださいねぇ~
ここら辺からちらほら百蔵山方面からの登山者とすれ違うようになって来ました。

百蔵山頂上直前のこの登りは結構傾斜もきつくて要注意です。
長い下りの後は、この急登。完全に舐めていましたよ・・・。
もうヘトヘトです。

やっとの思いで登りきった先に山頂が待ってました。
なかなか登り甲斐があったぜぇ~。
山頂はすでに賑わってましたね。
さて、肝心の富士山は・・・・

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
本日2度目の絶景タイム♪
気温が上がってガスがかかっちゃうんじゃないかと思ってたけど、相変わらず雲ひとつない快晴をKEEP!
贅沢にも富士山を見ながらのランチとします。
ここは芝生の山頂なのですが、富士山が一番良く見える場所はみんな陣取っているせいか芝生が剥げちゃって砂っぽかったです。
みんな考えることは一緒ですな。
一時間ほどお昼休憩していると続々と登頂してきて混んできました。
ぽかぽか陽気で、体もヘロヘロでしたのでお昼寝したかったです。

先々週登った高川山が中央やや右に見えます。
登った山を見下ろすなんて何て贅沢でしょうか!
富士山の前には三つ峠山と、この近辺も登った山増えてきてわかるようになったので楽しいです♪

一時間ほど山頂で過ごした後は、下山です。
猿橋に向けて下っていきます。ここまで来ると結構登って来る人とのすれ違いが増えましたね。

基本樹林帯の中を下っていくので眺望はありませんが、ポイントポイントご褒美のように眺望ポイントがありますので楽しめますよ。

こちらの登山道は、メジャーなのかちょいちょいゴミが落っこちてましたので拾いながら下山です。
山にきてゴミを見るとなんか悲しい気持ちになるので、できる範囲で拾っておきます。
マスクやらティッシュ、飴の袋など意図的に捨てたのではなく落としちゃったのでしょうが気をつけましょう。(自分も含めて・・・)

こちらの登山道にも水場があったので、顔を洗ったりちょっと飲んだり(もう下山なので万が一でも安心)して生き返った~と思っていたらすぐに下山口に出ちゃいました。
山頂から50分ほどです。
まぁここからまだまだ道路歩きも結構あるので、油断できませんが・・・。

まだ山の中の舗装道路ですが、いきなりどでかい狛犬が姿を現します!和田美術館って書いてありましたが、一般公開していないみたいです。(一般公開していない美術館なんてはじめてみました@@)ここら辺一帯も住所に”和田”ってついていたので、”和田さんどんだけ金持ちなんだ”なんて話しながら通過しました。

せっかくなので直接駅に向かうのではなく猿橋を経由して帰ることとします。一般の方の軒先ですが、きれいな藤の花が咲いていました。ちょっとですが向こうに見えるのは芝桜かな?実はここら辺から膝が痛み始めましたが、一瞬痛みが吹っ飛びましたね!

下山口から一時間近く道路を歩いて猿橋到着。
この角度で見ないとただの橋なんですが、三大奇矯として有名です。
ゴールデンウィークにもかかわらず、人もまばらでさびしい感じでした。

実は、橋より橋の上からの景色に感動しちゃったり・・・。
結構高度感があって、渓谷の秘境的な感じがすばらしかったです。
船で川下りしたら、ちょっとしたアトラクションになりそうです☆

車の通りが激しい国道20号を通って猿橋駅に14時前につきました。駅からは本日登った扇山(右)と百蔵山(左)が一望できます。
やはり早起きして早め早めの行動はいい!帰って昼寝できると思うと嬉しいですね、って年寄りの発言ですね^^;

扇山、百蔵山を登って

低山なので楽に登れて富士山バッチリ見える秀麗富嶽一二景で屈指の人気の山だからと思って気軽な気持ちで行きましたが、なめていました・・・・。
車道歩きも長いとはいえ、合計16キロの長丁場で膝が痛いです(原因は他にあり!?)
とはいえ、駅から直接アクセスが出来て天気がよければ最高の富士山を拝めるとあってとても気に入りました。
ちょっとなれた方は2山同時攻略、慣れてない方はどちらかひとつずつ行くのがいいでしょう。どちらもすばらしい富士山が望めますが、所詮歩いて移動した分たいして角度は変わりませんので・・・。

秀麗富嶽一二景も制覇する楽しみが出来ましたので、次回はもう少し暖かくなったら大菩薩のお隣の小金沢山に行きたいと思います!