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【登山】中央線沿線 陣馬山~高尾山縦走 

記録

日程 2013年4月20日(土)
天気 曇りのち雨
山行スタイル 日帰り
交通手段   電車

行程は以下の通り

JR藤野駅(5:25)→
陣馬山登山口(6:00)→
陣馬山山頂(7:36)→
景信山(9:36) お昼休憩1時間景信山(10:28)→
小仏峠(10:53)→
城山(11:13)→
一丁平(11:33)→
高尾山(12:04)→
高尾山口駅(13:27)

プロローグ

季節が移り変わるのは早いもので、桜も散り暖かくなって夏日の日もでてきました。
長い間雪に覆われていた2000㍍、3000㍍級の山の解禁が迫ってきていますが、その前にそれらを登れる体力をつけなければいけません。
しかしながら、冬にサボっていたブランクは大きくここ最近の山行は楽なものをチョイスしているにもかかわらず毎回のように週の前半は筋肉痛に悩まされていました。
ここらでぐん!とレベルアップをする為にロングトレイルを狙っていました。
候補は、時期的にも夏には歩けなくなる低山。
埼玉の伊豆ヶ岳か陣馬~高尾縦走です。前者は初めて、後者は2度ほど過去に行ったことがありましたが2,3日動けなくなるくらいの筋肉痛になった思い出があります。
週末の天気はあいにく曇りと雨でしたが、土曜日の夕方から雨の予報でしたので雨の降る前に下山すれば問題なしってことで、お昼過ぎには下山できる陣馬~高尾にしました。
総歩行距離20㌔越えロングコース、果たして完走できるのか?
曇り空の下早起きして出発です。

スタート

4時台の始発の中央線車内。
向かうは陣馬山最寄の藤野駅です。
このとき気温は6℃と寒い寒い!フリースとウィンドブレーカー着用です。

高尾で中央本線に乗り換えます。
人が少なかったので記念撮影☆高尾の天狗押しは年々エスカレートして言っている気がしますが、それは後ほど・・・。

JR藤野駅に到着。あの封筒のオブジェは何なんでしょか?
いつも通るたびに思いますが、ちょっと調べるとでてきました。
藤野市の環境外彫刻・・・・彫刻?!
町おこしの一環らしいですが、駅前を見るとあまり功を奏さなかったようですね^^;
結構みんな疑問に思っている人が多くて笑えました。。。
ってことは、多少成功してるのかな?

今回は始発で動いている為、バスがないだろうと思い駅から登山口までは徒歩でアプローチします。
道は一本道ですので、迷うことはないと思います。
このトンネルは対面通行だけど単車線で細いので結構怖かった。

川沿いの車道を進みます。
朝の鳥のさえずりを聞きながら、最近定番の静かな里歩きを楽しみます。
ウグイスが鳴いていました。
まだ、6時前ですので人影はありませんね。

駅から30分ほど歩くと登山口に到着。
っていってもまだまだ車道が続きます。
今回は栃谷尾根コースにて陣馬山を目指します。

駅から30分ほど歩くと登山口に到着。
っていってもまだまだ車道が続きます。
今回は栃谷尾根コースにて陣馬山を目指します。

民家の間を縫うように歩行者専用の舗装道路を登っていくと100円SHOPがありました。
梅干2種類と乾燥かりんです。
お風呂に入れるといい香りがするようなので乾燥かりん一袋お買い上げです☆

なんか見つけると買っちゃうんだけど、よく考えるとあまり必要なかったりあまりおいしくないんだよね。。

どんどん道が細くなり私道なんじゃないかな?なんて思いながらもずんずん進みます。
ほんと地元の人の生活道路なので静かに迷惑をかけないように進みましょう!

少しずつ山に入っていきますが、時間が早いせいか他の登山者の姿はありません。
陣馬山へのメジャールートは高尾からバスで陣馬高原下まで行くのが楽で早いので一般的ですね。今回は曇りだし登山を楽しむというよりはトレーニングですので効率悪いルートで行ってますが、メリットもあります。
スタート時間がどのコースよりも早くできる!

やっと山道に入りました。
マイナールートかと思いきやなかなかどうして、道は整備されていて歩きやすいです。
民家を抜けたので一応熊鈴ONします。

樹林帯を一時間ほど緩やかに登り続けると急階段が現れます。
これを登りきれば頂上です。
エンジンがまだかかっていない体でしたので、この急坂が全工程で一番苦しかった!

やっとの思いで登り終えた先には、桜が待っていました。
まだ散りはじめで十分楽しめましたので低山とはいえ山は山ですね。
予想外の2度目の花見で得した気分になりました。

7:36 陣馬山山頂

桜のすぐ先に山頂が待ってました。
現在7:30ですが誰もいないので貸しきり状態です。
山頂はとても広くて視界も360度ありますので、開放感抜群です!曇りなので近くの山しか見えないのがが残念ですが、晴れていたらやばそうですね。
陣馬山は本来”陣場山”というのが正しいみたいですが、戦後に京王線の観光PRなどで当て字で”陣馬”とされて今に至るみたいです。ってことは、この白馬は後付けなのかな?

最後の登りでかなりへばっちゃったので、ここで小休止をはさみます。
今回行動食としてKALDIで買ってきたアーモンドを持ってきましたが、塩加減が絶妙でいい感じでした。

これから向かう高尾山です。
そうこうしているうちに山頂のお茶屋さんが、開店準備を始めました。
私たちしか山頂にはいないので、お茶屋のおじさんが話しかけてきて山頂から撮影したという写真を見せてくれました。
晴れた冬には、上記の高尾山の左に江ノ島が見えるみたいですよ!

なんだかんだで小休止のはずが30分ほどゆっくりしてしまいました。
元気も出てきましたので、まずは明王峠に向かいます。
陣馬山が今日の最高標高地点ですので、急登はもうないです。
ここからは緩やかなアップダウンになりますので一安心。

30分ちょっと緩やかなコースを進むと明王峠に到着です。
人恋しくなってきていたところでやっと人がいました!お茶屋さんはまだ開店前ですのでひっそりしています。

コースはこのように平坦な道が多く足取りも軽くなります。
人と会ったとはいえまだまだ無人の山を進みますので、気持ちいいですね。

こういう道好きみたいで、いい道が出てくるとすぐに写真を撮ってしまいます。
後で見返すと同じような写真ばっかりなのが難点ですが・・・。
相変わらずの緩やかな道が続きます。

9:36 景信山山頂

陣馬山から1時間半ほどで、景信山に到着です。
まだ9:30ですが、5時から動いていますので、ここでお昼ご飯にします。
山名の由来は北条氏照の家臣で横地監物景信がこの山に遠見場を設けた故事に由来するらしいが諸説あり。

今はやりのぶっ飛び写真を撮りたかったので、ジャンプしました。
私も奥さんにとってもらいましたが、ジャンプしているにもかかわらず上半身から上しか写ってなくて普通の写真でした・・・。
シャッターチャンス難しい^^;
東京方面の景色は開けていて開放感があります。
ここまで来ると、人も増え始めて来ます。

本日の営業開始したばかりの有名な”かげ信小屋”。
何で有名かというと・・・・

これです、これ!
沈んでわかりませんがなめこ汁と野草の天ぷら。
持参したフリーズドライのお赤飯と一緒にいただきます。
肌寒かったので体に染み入る最高の一杯でした!天ぷらも揚げたてでサクサクでとてもおいしかったです。(なめこ汁250円、天ぷら300円)
そうそうここのトイレは、山頂から40mほど段差の大きい階段でくだらなければなりませんので大変でした。

一時間ほど昼休みをしてから出発です。
真ん中やや右の電波塔が立ってるピークは城山でそこから尾根沿いに左方面に行くと左端に高尾山が見えます。
緑のツートンカラーが、城山に向かっているオーム(ナウシカ参照)に見えるのは私たちだけ?

景信山から小仏峠までは、ずっと下りになります。結構急なので要注意ですね。

30分ほど下ると小仏峠に到着です。
なぜか狸?調べたけど由来はわかりませんでしたが、大きな狸の足元に狸のコスプレした小さなおじさんが見えるのは気のせいでしょうか?

11:13 小仏城山

小仏峠から20分で小仏城山到着です。ここまで来るとかなり人が増えてきて、広くてたくさんのベンチがありますがほぼ満席ってくらい賑わってます。遠足できている小・中学生の集団やボーイスカウトの子供たちもいてごちゃ混ぜです。
ここにも桜が咲いていて、いい花見スポットですね。ポツリポツリと雨が降り始めてきたので上着を着て通過です。
ここのトイレは、ガチきれいでした。(奥さん談)

ここからは歩きやすかった山道がさらにパワーアップします。
階段はもちろんその左には整備された傾斜の道がありますので、お好きな方をどうぞ!

山道もとても広くて、所々に東屋や広場があり集団の方々がお昼を食べていました。一丁平から高尾山山頂まではこんな光景が続きます。
さっきまでは人恋しかったのに、いまではすれ違う人が多すぎて挨拶するのもめんどくさいくらいです。10歩歩いては”こんにちは~”っていっていたような気がします。

これぞ高尾山あるあるの ”こんにちは地獄

高尾山に近づけば近づくほど道がよくなっていき、直前はほぼ舗装された階段になりました。
なんか庶民の家から金持ちの家に行った気分で、高尾山の財力の高さに感心させられます。

12:04高尾山

前回来たときは、人ごみを掻き分けなければ進めなかった山頂も今日は天気が悪いので控えめです。
っていっても他の山に比べると驚異的な人の量ですが・・・

訪れるたびに天狗押しがエスカレートしている気がします。こんな天狗昨年はいなかった@@
天狗そば、天狗ラーメン、天狗ドッグ、天狗焼き、天狗・・・ありすぎて忘れた@@そろそろ高尾山から天狗山に変わるんじゃないだろうかという勢いで天狗に支配されていきます。

2019年現在高尾山の天狗に絡んだ名物の調査結果はこちらから

”郷に入っては郷に従え”ってことで天狗焼き購入。
最近新たに仲間入りした天狗焼きですが、なかなかおいしいのでお土産にお勧めです☆(@130円)
11月には40分待ちの長蛇の列が出来ていましたが、今回はすんなり買えました。
ケーブルカー待ちしている薬王院の僧侶さんも5個入り3個とか買って下山してましたよ!
売り場はケーブルカー山頂駅正面にあります。

13:27 高尾山口駅

ケーブルカーを使わずに薬王院、ケーブルカー山頂駅、琵琶滝を経由して下山してきました。
なぜなら・・・

毎年春恒例のスタンプハイク!今日一日でこれだけ貯めました。後の二個は別の登山口なので無理なのでこれで終了!
帰りの電車は気絶しそうになりながらも、近距離なので寝ないようになんとか我慢して帰りました。

編集後記

この時期はとても人気の縦走コース、ヤマレコや他の方のブログを見てもダントツで出てくるコースです。
登山シーズンの本格到来前の体力づくりにぴったりなこのコースは皆さん同じ目的で歩いている方が多いようですが、体力のある方にものんびりと自然を楽しみながら歩くのもお勧めです。
天気がよければ陣馬山や景信山はなかなかの開放感で気持ちのいい眺望が得られると思います。
また、高低差が少ないので夏も結構いけるんじゃないでしょうか?
高尾山はいまや山というか観光地化していますが、その奥にある景信、陣馬山はまだまだ都内から短時間でいけるにもかかわらず静かな山歩きが堪能できる貴重な山域だと思います。
お茶屋も山頂に充実してるので、ドリンクのみで身軽にお出かけ出来ますね。
自身3回目の縦走でしたが、1、2回目は継続して登山していませんのでしばらく階段も上がれないほどのひどい目にあいました。
今回はそこまでの思いをしなくて済みそうですので、やはり毎週末の山歩きは無駄ではなかったです。