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雲仙普賢岳 長崎旅行記2013 2日目編 



記録
日程 2013年5月2日(木)
天気 快晴
山行スタイル 日帰り
交通手段   車
行程は以下のとおり
仁田峠(10:15)→ロープーウェイ→妙見駅(10:20)→妙見神社(10:35)→鬼人谷口(11:00)→西の風穴(11:10)→北の風穴(11:20)→立石の峰(11:35)→普賢岳(11:50) お昼休憩
普賢岳(12:00)→妙見駅(12:50)→仁田峠(13:10)ロープウェイ

今回のコースはこちら(雲仙温泉ホームページより)  




長崎旅行2日目は、レンタカーを借りて雲仙、島原まで足を伸ばしてきました。
狙いはもちろん、日本で一番新しい山の雲仙普賢岳平成新山を見に行くことです!

約20年前の噴火活動によって甚大な自然災害を巻き起こした雲仙普賢岳。おぼろげながら当時はニュースや新聞などで見た記憶がありますが、遠い九州での出来事。完全に他人事でした。
噴火からかなりの長い月日が経過して、一定の沈静化が確認できたということで新たにできた平成新山を間近に見える新登山ルートが昨年の2012年5月9日に開通したそうです。


そんな出来立てホヤホヤの山と登山ルートを幸運にも快晴の空の下歩いてきました。




長崎市内から2時間かけてロープウェイのある仁田峠にむかいます。
ここは200台ほど収容できる無料駐車場があります。




ロープウェイで500mほど登ってからスタートです。
歩きでも登ってこれますが、今回はあまり時間がなかったので行きも帰りも楽しちゃいました。




天気も雲ひとつない快晴でしたので登っている人が結構いました。




すぐに妙見神社があります。
安全を祈願して通過です。




道は細いですが、整備されていますので歩きやすいです。
大きな木がなく低木ばかりなので、噴火の影響が見受けられますね。




振り返って尾根伝いに歩いてきましたが低木に遮られて眺望はあまりありませんでした。
標高差がなく緩やかで楽な道です。




このような快晴の青空ですが、実はこの日長崎は5月にしては40年ぶりの寒さだったそうです。




国見岳との分岐を過ぎると一気に下らされます。
でも、見ての通り階段状になってますので足を滑らしたりといった危険はありません。(膝にきますが・・・)

これを下りきると鬼人谷口です。
そこからの新登山道は時計回りに周回するコースですが一方通行になってます。




風穴です。
その昔蚕を保存しておく為に人工的に掘られた穴だそうです。




岩から真横に生えているとんでもない木がありました。
ヤマグルマという木だそうですが、なにもわざわざそこじゃなくてもいいだろ!と突っ込みたくなるほど岩にへばりついて無理矢理に生えてます。




海が見えますが土地勘ないのでどこかわかりません。(おそらく有明海方面?)
まわりに高い山がないので、どこまでも見えるような感じで開放感抜群です!




立岩の峰からみた平成新山(1483m)です。
約20年前に誕生した日本で一番新しい山ってことになります。
山頂付近一帯はまだ植生が戻っていないのがはっきりわかりますね。
コース上でここが一番間近(200m)に見える場所となります。




所々ランダムに噴煙が上がっていますので、まだ活動中でしょうか?
これ以上は立ち入り禁止区域になりますので山頂へはいけないのが残念。



ここから普賢岳頂上までは見晴らしのいい道になります。
ところところ焼け焦げた木が残っているのが生々しい!




平成新山から普賢岳山頂までは15分ほどです。
周回コースをちょっとコースアウトして山頂へ向かいます。




かつての最高峰、普賢岳山頂に着きました。
平成新山が正面に見えますが、見上げる感じですので高さは向こうの方が高いw
景色は360度のパノラマの景色が広がってます。




海の近くの山はいいですね。
山から山を見るのもいいけど、海は開放感MAXで最高に気持ちいい!




ちょっと開放感ありすぎて非現実の世界でした。
ここでお昼を食べてしばし休憩。
いつまでも見ていたい絶景でしたが、時間があまりなかったので名残惜しいけど下山しました。

下山道は、旧道の登山道なのかごつごつした不規則な岩を下らされて疲れました。
登山をしている人には何てことないけど、ハイキング気分の人にはかなり辛い急斜面ですのでご注意!




一時間ちょっとで仁田峠まで降りてきました。
さっきまでいた平成新山を振り返って。

ここからも十分絶景を拝めますので、雲仙にきたら是非足を伸ばしてみてください。




登山の後は温泉ですよね!
ここ小地獄温泉館は雲仙の観光の中心からちょっと離れていますが、レトロな感じで雰囲気満点でお勧め!
入浴料も400円と安いですが、お湯はさすが雲仙。箱根の大涌谷のお湯をもっと濃密にした感じで効きそうです。




お風呂でさっぱりした後は、温泉街をしばし散策。
温泉神社にお参りしてから”地獄”へ向かいます。




地獄の入り口に来ました。
温泉以外の唯一といっていい観光スポットです。




入場無料で自由に散策できます。
所々から噴気があがり地熱の躍動を感じますね。
イメージ的には箱根の大涌谷の大規模版ってところでしょうか?
硫黄のにおいがあたり一帯に立ち込めています。




一番のポイント”大叫喚地獄”です。
写真じゃわかりませんが、”シューシュー”と音を立てて蒸気が地面から吹き出ています!




一枚一枚手焼きで焼いている雲仙名物の湯せんぺいをいただきます。
瓦せんべいを想像していましたが、ゴーフルみたいでおいしかったです。




せっかくレンタカーを借りたので島原まで足を伸ばします。
雲仙から40分もかからなかったかな?

思ったよりりっぱだった島原城。再現なので中はビルですが、キリストや島原郷土の資料館になってました。




島原といえば湧水の町として有名で市内には60箇所も湧水ポイントがあり、人々は生活に取り入れながら暮らしてます。
この水屋敷も湧水をうまく取り入れた庭を持っていますね。




ここまで時間に追われて急ぎ足で来ましたので、ゆっくりお茶でも飲んで休憩します。




湧水を使った水出しコーヒーと寒ざらしでホット一息。
ざらしは白玉を蜜につけただけのものですが、冷えていてとってもおいしいかったです。
こういうお茶屋さん、近所に欲しいなぁ~




江戸時代の風情ある町並みが残る武家屋敷群をぶらぶら。
島原の下級武士たちの屋敷ですが、時間がゆっくり流れていてほっこりした気持ちになりました。

島原からはノンストップで1時間半ほどで長崎にもどれました。




2時間後には、長崎随一の繁華街”思案橋”にいました。
名物の角煮まんじゅうを食べながら飲み屋街をぶらぶら。




ガイドブックにも載っていたそこそこ有名な”天天有”でこのたび2回目のちゃんぽん&皿うどんです。
甘口の味付けで個人的には好きです♪

同じちゃんぽんでも店によって全然味付けが違うので、毎日食べも飽きませんね。


こうして、かなり詰め込んだ2日目の行程を無事に終えました。


雲仙普賢岳は天気にも恵まれ最高に気持ちよかったです!


明日は最終日、午前中だけ長崎市内を観光して東京にもどります。