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瑞牆山&金峰山 初テント泊 その1

記録
日程 2013年5月18日~19日(土、日)
天気 初日:晴れ 二日目:晴れ後曇り
山行スタイル 1泊2日 テント泊(富士見平小屋に幕営
交通手段   電車&バス
行程は以下のとおり
初日
韮崎駅(10:55)⇒みずがき山荘(12:22)→富士見平小屋(13:15)
テント設営
富士見平小屋(14:00)→天鳥川(14:15)→瑞牆山山頂(15:12)
山頂(15:30)→富士見平小屋(17:00)
第二日目
富士見平小屋(5:40)→大日小屋(6:23)→砂払いの頭(8:04)→五丈岩(8:55)→金峰山山頂(9:02)
山頂(9:15)→富士見平小屋(12:18)
テント撤収
富士見平小屋(12:18)→みずがき山荘(13:48)
みずがき山荘(14:25)⇒増富温泉(14:48)
増富温泉(15:47)⇒韮崎駅(16:38)
ここ一ヶ月はテントを買ったということもありテント泊のことで頭がいっぱいでした。
デビューはどこがいいのか?
5月で夜は寒くないのだろうか?
荷物は最低限何が必要か?
平日はネットや雑誌で道具を研究して、雨の週末に山にいけなければ都内の登山ショップを巡ってちょこちょこ買い足すということを繰り返していました。
テントを買った時点から財布のリミッターを解除して、散々お金を使ってしまいこれでは山にいけなくなってしまう!そんな心配をしながら過ごしていました。
しかしながらやっと念願のテント泊用のザックをGETした週の週末に決行!してきました。
色々検討した結果、重いテントをあまり担がなくても良くそこそこの標高で気温の心配もない富士見平小屋に行ってきました。
今回の荷物。こうしてみると少ないけど、ザックにつめると結構いっぱいになってしまいました。
水は、水場があるということなので空のプラティパスです。これに食器類と行動食などのお菓子は奥さんにもってもらいました。
パッキング終了。右の私のザックは今回新調したグレゴリーのトリコニ60(2、3世代くらい前のモデルですが新品の格安でGET)で、左は奥さんのいつものカリマーのリッジ40タイプ1です。
なれないパッキングで、ザックがイビツになってしまいかわいそう・・・。
体重計ないので重量はわかりませんが、登山道は幕営地までの片道1時間ほどしか歩かないので問題ないでしょう!
5時の電車に乗って各駅停車を乗り継いでバスのが出ている最寄の駅に向かいます。
天気は快晴で登山日和。空も味方につけてこれから楽しみ・・・・・
・・・・・・・・ん!?
みずがき山荘行きのバスがない???
って、駅間違えた!!!
最寄は韮崎でした~~~ToT
八ヶ岳の近くのイメージで完全な勘違いで、通過してしまいました。。。
というわけで、もと来た路線を逆戻りして予定より2時間遅れで韮崎到着。
日帰りだったら致命的だな・・・。
韮崎からは、路線バスではなく観光バスが出ています。
当初は8:50に乗る予定でしたが、10:55に・・・orz
みずがき山荘までは、片道2000円です。(高い!)
でもタクシーだと1万円近くかかるのでバスが通っているだけありがたいですね。
バスに揺られて一時間半、登山口のある”みずがき山荘”到着です。
って、もう午後なんですけど・・・・
前日は興奮と用意が心配で寝たのは1時過ぎ。睡眠時間は3時間ほどなのでバスでがっつリ寝ようと思ってたら、運転手さんが観光案内をずーっとしてくれてしかも面白かったので、一睡も出来ませんでした・・・。
(ありがた迷惑?)
時間が押しているので、準備も早々に出発です。
とりあえず富士見平小屋まで一時間弱ですので、さっさと登ろうと思ってましたが、荷物がいつもより重くてきついきつい!
短いとはいえしっかり登りますので、一歩一歩”はぁはぁ”いいながら進みます。
山ガールが前歩いていたら、警察呼ばれちゃうな・・・。
改めて山道で荷物を背負い歩いて感じた事は、
こんな重いもの背負って縦走なんて出来る気がしません!
いつも日帰りの軽装で”こんにちは~”なんて陽気に追い抜かしてすみません。こんなきついとは思ってもみませんでした・・・。
天気がいい事もあり予想に反して、暑い!
早くも半袖で汗かき始めます。
明日まで風呂は入れないので、汗が吹き出るたびにブルーになりますね。
まだか?
暑い!
まだか?
まだ歩き出したばかりなのに頭の中は、この言葉が永遠ループしてます。
ザックの背負い心地は抜群で、平地を歩いている時は全然重さを感じませんがひとたび傾斜を登ると足に重さが・・・・。早くも下を向いていてきつそうに写ってますね・・・。ってかきつい!
水場を過ぎたら、すぐに到着です。
水は、小屋より少し下ったところですので行きに汲んでいけばいいのですが余裕無しの通過でした・・・。
幕営料は1人1000円です。高いな・・・。
急いで設営。新品のテント、今日の寝床です。
事前に傾斜のあるところは避けたほうがいいということで場所探しに手間取り結局小屋についてから設営まで30分以上掛かってしまいました。
今日はここから瑞牆山ピストン予定ですので、急いでサブザックに詰め替えて準備。
テントを設置して余韻に浸るまもなくあわただしく出発です。
カメラ、行動食、水、念のためアイゼンを持っていきます。
前半は樹林帯でほぼ眺望なし。いったん下ってから登り返す1時間50分ほどのコースですが、重い荷物から開放されたのでズンズン進みます。
木の隙間から”瑞牆山”の山容が!
相変わらずスゲー山頂です。あんなところ登れるのかい?っていう見た目ですが・・・
いったん急に下りますが長くは続かずに、ここ天鳥川から登り始めます。
水は枯れていてありませんでした。
か~め~は~め~~~波!!!!
寝不足なので、ちょっとしか割れませんでした。
冗談はさておき、桃太郎岩・・・不思議な岩ですね。
ここら辺から、岩がゴロゴロで手も使いながら登ります。
大きな岩がどんどん出てきますが、難易度は低いので安全です。
軽いアスレチック気分、いい緊張感で進みます。
登り始めが遅いせいか、登っている人は皆無です。
下山時気がつきましたが、私達が最後の登山者のようでした・・・。
天気も良いせいか、団体さんも結構下山してきます。
正直”瑞牆山”は頂上付近でロープ場などがありすぐ渋滞してしまうので、団体向きじゃないな・・・。
この時点で15時まわってますので、時間が気になります。
奥さんの軽いクレーム処理をしながらの登山でしたね^^;
距離は短いけど道は大変。
下りの女性は、お尻や足が砂で汚れていました。
他のブログなどでよく見る名物の岩。
思ったより楽に通過できました!
瑞牆山の特徴的な山容の一つである”大やすり岩”直下まで来ました。
結構つるつるに見えるけど、クライマーの人は登っていくそうですね、すげぇ。
さすがに一般登山道は、大やすり岩を巻いて登ります。
富士見平小屋でアイゼン必要との表示がありましたが、まだ雪の出てくる気配がありません。
ってか、暑い・・・。
ここまでくれば、もうひと踏ん張りですが先ほどの遠くから見えたごつごつした岩の山容の中核部に入りますのでさらに傾斜はきつくなります。
頂上直下のこのロープ場で大渋滞!
原因は、岩の上が一部凍結してツルツルになっていて非常に危険な状態でした。
団体のリーダーのような方が的確に指示を出していました。
っていっても凍結しているとわかっていれば、慎重に行けば問題なしでしたね。
やっと頂上です。大きな傾斜した岩の上が頂上ですので、あまり広くはありません。
っていうか、10人近い団体さん3,4組すれ違ったけど大混雑だったんじゃないかな?
山頂は近くにある”乾徳山”に似ていますね。
とりあえず今年の最高標高になります。(明日すぐ更新するけど・・・)
周りに高い山がないので眺望は抜群ですね!
すでにみんな下山した後で、山頂には私達2人を含めても5人しか居ませんでした。
最終的には完全に貸切になりましたが・・・。
人が少ないことをいいことに日本一の山をまたいでみました。
明日アタック予定の金峰山の五丈岩にロックオン!
右から左へ稜線沿いに進みます。
去年金峰山を大弛峠から登ったときに逆から見ていつか絶対来たい!と思うほどきれいな稜線です。
詳細は明日たっぷりと・・・
あんなに巨大に見えた大ヤスリ岩も山頂からだと見下ろせます。
写真撮ったりしてたら、誰もいなくなった・・・。
百名山の頂上を貸切なんて、どんだけ贅沢なんだ~~とか思ってたけど、人がいなければいないで不安になってしまう小心者なので下山開始です。
帰りの桃太郎岩でお決まりのポーズ、決まったね!
帰りは、お腹も空いてきたので休憩無しの一直線で帰宅です☆
一時間ほどかかりましたが、程よい疲れです。
あらためてみるとテン場は結構広々していて静かでいい感じ。
真ん中やや右の一番奥の青いテントが”我が家”です。
食事は、フリーズドライの五目御飯とマルタイのカレーラーメンセブンイレブンのミートボール&ポテトサラダで簡単メニューでした。
最後は五目御飯をカレーラーメンのつゆにぶち込んで残さず完食しました!
まだ7時前と明るかったですが、前日の睡眠不足がたたり気がついたら寝てましたw
一度9時に目がさめたけど、すぐまた寝てしまい次に起きたのは4時前でした。
寝れるのか心配していましたが、周りに他のテントがなく完全な静寂の中で熟睡できてしまうという予想外の結果ホント余計な心配でしたね。
さあ、明日は9ヶ月ぶりとなる金峰山・・・楽しみです!