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雲取山2013 テント泊編その2


2日目の朝が来ました。マットを敷いて寝ているとはいえ野宿ですので、家のベッドとは全然違います、っていうか体痛てぇ~。
寝れる事は寝れますが、まだまだ疲れが取れるほどの睡眠は不慣れなのか程遠いです。

まだ日の出前ですが、少しでも明るくなってくると皆さん動き出しているようで落ち着いて寝れません。
嫌々起きだすこととしますが、外を見てびっくり。

っていうか晴れてんじゃんか!!!

天気予報では2日目の日曜日は曇り時々晴れの予報で、前夜に雨もぱらついた事もあり予想もしていなかった空模様。


もうすぐ日の出なのか、空が赤くなりだします。
鳥も起きだしたのか、さえずりがバンバン聞こえてきて寝てるどころではなくなってきます。

高校生らしき山岳部の学生グループも何組かいましたが、続々と山頂へ出発していきます。

”せんぱーい、待ってくださいよ~。きゃははは”

朝から元気いっぱいですね。




とりあえずトイレに行ってと思って、小屋の前に来て見ると、見事な雲海が!!!

これは山頂行くしかない!

即決でしたね。
ここは雲取山、気を抜くとあっという間にガスってしまう!

眠そうな奥さんたたき起こして、出発準備です。




朝ごはんは戻ってからという事で、昨日忘れたコーヒーと行動食のお菓子だけ持って山頂へ向かいます。
朝からきつい登りですが、寝たぶん少し回復しているのでさほどつらくなく登れました。




途中景色がやばいことになってますね。
中国の山水画ばりの雲海と山々です。




20分ほどで、あっという間に山頂到着!
やっとコーヒーにありつけますよ。

本当なら富士山に乾杯したのですが、見事に写ってない!




朝一から熱心に撮影をしている方がいました。
夢中でなんか体勢が面白かった^^

話を聞くと朝日のうえに虹がかかっていて珍しい現象だということです。




自分のコンデジで一枚とりましたが、わかりづらい。
肉眼でもよくわからなかったので”うわぁ~まじ!”とか適当に言ってました。。。




遠くの山々がとてもきれい☆
富士山も見えましたが、白すぎて写真には写らず・・・。

肉眼でも言われなければわからない程度の薄さですが、間違いなく見えましたね。

別のパーティーは、目の前に富士山あるのにあさっての方向を向いて
”本当ならこっちに富士山が見えるのになぁ~残念”
なんていってる始末。もちろん教えてあげませんでした。へへ




朝のラジオ体操?
山泊まりでないと味わえない早朝の澄んだ空気をいっぱい吸い込みます。



贅沢な時間を満喫した後は、名残惜しいですが下山です。
また来たいな、雲取山




どん兵衛のインスタントのうどんで軽く朝ごはん。
その後テントも撤収して、これからまた重荷を背負っての下山が始まります。

まだ8時前ですので奥多摩駅にはお昼にはつけるでしょう!

早起きは3文の得ですね。一日が充実しますよ!



まだまだ序盤は元気なのでリズミカルに下山。どんどん抜かします。
途中、雲取山荘の泊まっていたのでしょうか?年配の団体さんで大渋滞!
ちょっと強引に抜かさせていただきました。




マウンテンバイクで登り途中の方に遭遇!
きつそうでした・・・。
でも緩やかで長距離とくればトレランやバイクに適しているのかもですね。
歩いていると退屈だけど。




昨日の登りには気がつかなかった花発見!
グリーンの中で一際キレイでした。




もうすぐゴールですが、中盤からは太ももの限界点を超えてしまっているので大きくペースダウン、ついて行くのも必死です。




徐々に置いてかれるようになりました。
はじめの方は、歯を食いしばってついていくも・・・・




徐々に引き離される・・・。
こんなに疲れるのも久しぶりですよ。
まぁ、序盤調子に乗って飛ばし過ぎたのが原因なのは明らかですがね。




もう追いつくのはあきらめて、撮影してました。
凄い流れですね、窮屈そうw




やっと鴨沢のバス停に到着。
まだ10時過ぎですので次のバスまで40分ほどあります。
混んでいますが、ほぼこれから出発する方々ですぐに座れました。

バスも臨時便が出て全員座れたんじゃないかな?




汗だくのザックを日なた干します。
よくがんばったね、相棒!




帰りは、定番の河辺温泉”梅の湯”で2日分の汗を洗い流します。
まだお昼過ぎのせいか、人もまばらで快適でした~。

結局帰宅したのは3時過ぎでしたが、疲れすぎて何も出来ずにだらだら過ごしましたね。


雲取山テント泊を終えて

前回はベースキャンプ的なテント泊であっち行ったりこっちいったりで忙しくゆっくり出来ませんでしたが、今回はゆっくり自由な時間を過ごせました。山頂も2回もいけたしひとつの山を堪能するという意味では今回の方がじっくり楽しめたと思います。昨年日帰りで慌しく行った雲取山はきつい印象しかありませんでしたが、今回じっくり向き合えて好きになりました。

贅沢な時間の使い方をするか?

効率よく山をまわるのに利用するか?

テント泊には様々なメリットがありますが、これからいろいろ試して自分にあったスタイルを見つけたいと思います。

でも間違いなく、山を身近に感じてもっと好きになったのでさらに深みにはまりそうです。


確かに2週連続テント泊なんて、傍から見たら”山バカ”ですね・・・。


おしまい