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編笠山、西岳、権現岳 青年小屋テント泊 第一日目


記録
日程 2013年6月22~23日(土日)
天候 晴のち曇り時々雨
山行スタイル 1泊2日テント泊
交通手段   電車&タクシー





~第一日目行程~
観音平駐車場 936
雲海 1020
押手川分岐 1058
編笠山直登ではなく巻道経由で
青年小屋  1224
テント設営&昼寝
青年小屋 1519
西岳山頂 1555
15分休憩
青年小屋 1645

※JR小淵沢駅から観音平まではバスはないのでタクシー利用(15分、3230円)


八ヶ岳に行ってきました。

梅雨の真っただ中、毎日毎日ハッキリしない天気が続き天気予報もコロコロ変わる時期です。
この時期は近場の日帰りが妥当ですが来月は尾瀬に行く計画を立てています。
尾瀬は雨の多い湿地帯と聞いていますので、万が一雨降ってもいい練習になるな・・・と言い聞かせて金曜日の昼に決行決定!

土曜も早起きして交通の便がいいという理由だけで、南八ヶ岳の青年小屋に向かいます。




9:30の観音平駐車場。
満車で、路上駐車が100m位?連なっていましたが、翌日の帰りには300m位に増えていました。

この登山口からは、編笠山そして頑張れば赤岳もピストンも狙えますので日帰りでも人気のスポットです。
そんな中かなり後発のほうのスタートとなりました。



案内板の前に可哀想な仏像。。。
バチ当たりそうなのでへんに移動できませんでした。
押手川で編笠山直登とまき道に分かれますが、分岐での体力次第で決めることとしてスタートします。



準備運動もそこそこに歩き始めます。
いつもスタートはテンション上がってゆっくり準備できていないのがたまにキズです^^;




編笠山の山容のようななだらかな道で出迎えてくれます。
まだまだ元気!森林浴を楽しみながら足取りも軽いです♪




八ヶ岳の森って独特の魅力がありませんか?
日帰りで行く山の森とは一味ちがう雰囲気で、登山口から凛とした空気が漂う気がしますね。
あっという間に”八ヶ岳に来たー”って実感出来ましたよ!




何かの石碑のような形をした自然石。
よく見ると顔のようなものに見えてきそうですが、まだまだ序盤先を急ぎます。




道がなだらかなのがいい事に、調子に乗って飛ばしてガンガン先行者を抜かしにかかります。
そう、テント場は早い者勝ちなのでテント装備の人を見ると焦って加速してしまいます。
日が出てきて、虫の鳴き声がうるさいうるさい。
もう夏なんだな~




火山の爆発でできた八ヶ岳は岩がごろごろしています。
その昔八ヶ岳は5000m弱の標高があったとも言われていますが噴火の大爆発で吹き飛んで現在の形になったようです。噴火のたびに標高を上げていった富士山とは真逆ですね。




その溶岩の上に植物が根をおろしこの独特の雰囲気を作っているのかもしれません。




40分ほど歩くと第一のチェックポイント雲海に到着です。
ここまではなだらかで準備運動って感じですが、ここから本番すこしづつ傾斜がきつくなり始めます。




まだまだ元気なので、雲海ではこの日に世界遺産に登録された富士山を撮影して通過です。
(当然この時は知りませんので、下山後の日曜日に知りました)




雲海を過ぎると徐々に傾斜がきつくなって山登ってる感じがやっとしてきます。
昨日の雨で若干濡れていますので木の根や岩が滑りやすくなっています。
重い荷物をしょって滑ったらただじゃ済まないので慎重になりますね。




11:58 押手川分岐
団体さんがちょうど休憩中でしたが、すぐに行っちゃったので静かになりました。
みなさん編笠直登ルートに行ってしまった…
私たちはというと序盤飛ばしちゃった&雲海からここまでで一気に疲れちゃったので、編笠直登はあきらめて直接まき道で青年小屋に向かうこととします。




小休止のあとまき道ルートへ。
この時点で早くもバテバテです><
荷物を帰りの温泉で計ったのですが、14Kgもあった@@
ってことは、行きのこの時点では17Kg以上はあることとなります。
重くてもトレーニングトレーニングと思って、重量気にしなかったのですがこんなに早くはバテてしまうとちょっと考えなきゃですね^^;




沢がコースになっているところもありなかなか楽しい!けど、つらい・・・
息があかりっぱなしの頭くらくらです。




人気のコースなのか道は比較的歩きやすいです。
すでに暑いので半袖です。



花の季節なのか、この後も道端に花が咲いていますので癒されますね。
かえってネットで調べましたがあってるのかな?




八ヶ岳の森といえばこれです。
コケが幻想的で、すばらしい!
屋久杉のない屋久島みたいなもの?!




前日の雨なのか結構ぬかるんだところを通らされますので、パンツの裾ははやくも泥だらけ。
雪山をいかないこともありゲイターの必要性をあまり感じたことがなかったのですが、今回はぬかるんだ道が結構あったので次回買おうと思います。

この時点で奥さんは頭痛がして”吐きそう・・・”とか言ってます。
2400mで高山病?

青年小屋までもうすぐと励ましながら進みます。




私も結構やばいな~と思ってた時に到着!
森を抜けて急に現れますので、嬉しさ百倍!

受付のために荷物を下ろして歩いたら足元がフラフラした@@




青年小屋は本当に編笠山直下にある感じ。
すぐにでも登って行けそうですね。(今は無理だけど・・・)




編笠山の反対側には権現岳が・・・
右のギザギザした山頂がそれで、左のピークはギボシ
明日まとめてやっつける予定~




まだ12:30ですが、すでにテント場は賑わっていました。
全体的に平地なのでどこに張っても問題なしのいいテン場ですね。

トイレに近いという理由から一番入口側にテント設置。
奥さんの具合がかなり悪かったので、昼食後はいったん昼寝することとします。




15時に目が覚めましたが、奥さんは爆睡中~
何回か起こそうとしましたが、起きないので一人で手軽に西岳を目指し出発!
テント場の奥から伸びる水場への道からスタートです☆

寝ている間にも雨が降っていたので、道はぐちゃぐちゃ。
路肩を歩こうとして木にぶつかりまくりで腕が擦り傷だらけに・・・




5分ほどで水場に到着です。
かなりの水量で、キンキンに冷えていてうまい!
帰りにいただくこととして、一口飲んで通過です。




西岳への道のりは、かなり平坦でハイキング気分で進みますが登山口の看板に3週間前に熊の被害があったようなのでちょっとビビリながら足早に進みます。”熊を見ました!”じゃなくって”熊の被害があった”なんてちょっと怖いですね。熊鈴テントに忘れてきたし・・・。




進めど進めど平坦で、”THE・八ヶ岳”のような森が続きます。
テントおろしてサブザックで身軽になった瞬間がすきですね。




それにしてもあれだけいた登山者がひとりもいない^^;
マイナーなのかな?西岳。
いいコースなのにね!




角度を変えた編笠山。写っていませんが左下の裾野に青年小屋があります。
こちら側からは緑豊かで優しい雰囲気の山ですね。




青年小屋から少し早足で40分弱で山頂到着。
直前で抜かした年配の5人組のパーティー以外誰にもあってません。
標高がほぼ青年小屋と一緒ですので、ルートラボの4Km以降はここの往復のためほぼ平です。
一人で15分ほどのんびり休憩、南アルプスも見えるはずですが曇りで見えませんでした。




帰り道、なんか恐竜の頭みたいな木についたコケ。
ほんと、森林浴にはもってこいのコースですので2時間ほど時間に余裕があればお手軽にピストン可能ですよ。




ガスっていても途中の尾根道と最後の山頂のみしか眺望がないので問題なし。
むしろ霧がかかったこの森はかなり幻想的になるのかな~?




17時戻ってもまだ奥さん爆睡中でしたので、さすがに無理やり起こして夕食の準備。
相変らずのレトルト&インスタントのオンパレードですが、カレーはうまかったです。

今回は新アイテムのルーシーのソーラーランタン持ってきたので何とか日が落ちるまで起きてたかったのですが、気づいたら寝てました。

その分、昼寝たっぷりした奥さんの読書に役立っていたようでよかったです。
体調も寝たおかげで回復しているようですし、明日は編笠&権現岳を一気に登ります。