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奥穂高岳  登山編

行程は以下のとおり
5:15  涸沢テント場
6:31  ザイテングラード取付き
7:32  穂高岳山荘
8:26  奥穂高岳山頂 9:19
9:58  穂高岳山荘
10:29 涸沢岳山頂
12:39 涸沢小屋
朝がやってきました。
星空も見えてたっぷり寝ましたので何とか回復。
前日のうちにサブザックに荷物を詰めていたので、食事をしても1時間ほどで出発できました。
パノラマコースにて登山開始。
5:15に出発したとはいえ、全然人がいません。
人がいないので気持ちいい~なんて呑気なこと言いながら岩場を登っていきますが、これが大きな間違いだったことに気が付くのはもう少し後の話。
穂高とは逆の方向からの朝日です。
日が出ると一気に暖かくなりますね。
今日も天気良さそうです♪
道はペイントしてあるので迷わないと思います。
正面のとがっているのは涸沢槍です。
MAPでお花畑と書いてある道を通ります。
一面黄色い花が咲いていて気持ちいい!
ペイントを追っかけて行ったら雪渓に出てしまいました。
雪渓上にもペイントがついているのでコースはあっているようですが、アイゼン持ってないので危険危険!
岩登りも多いのでポールもありません。
朝なので、まだ雪が凍っていて滑ります。
ここで奥さんがテンションダウン。戻ろう!といってますが、そこそこ来ちゃったので強行して雪渓を横切ります。
ここで結構疲れちゃいましたね。
キャンプ場のパトロール小屋横から入るコースなので、アイゼン必要!とか書いてくれればいいのに・・・
やっと雪渓を抜けて通常コースに戻り一安心。
涸沢小屋からのコースを使ったほうが正解ですね^^;
人が結構通ってた・・・
6:31
ザイテングラード取付き到着。
ここからは岩稜の尾根を急角度で登ります。
死亡事故が発生している地点ですので要注意!
一週間前にも女性の方が亡くなったそうです。
細い尾根をジグザグに登っていくので落石したらかなり危険ですので慎重に足を運びます。
覚悟を決めて登り開始!
上の穂高岳山荘に宿泊していた方たちがもう下山してくる時間でしょうか?
すれ違いは声を掛け合いながら交互に進みます。
みんなとたんにペースが落ちますのでこのように渋滞です。
この状態での落石は致命傷になりますので、そろそろと足を運びます。
緊張の岩登りが30分ほど続くとやっと穂高岳山荘が見えてきました。
緊張と急登で結構疲れちゃいました。
7:32 穂高岳山荘 到着。
ここで少し休憩します。
山荘からの眺め。向こうに見えるのは八ヶ岳かな?
雲海がきれいです。
小屋からは、いきなり垂直の壁を登らされます。
誰もいなかったら登山ルートだとは思いませんよ!
写真で見るよりずっと垂直でちょっと躊躇しちゃうくらい急ですが、行くしかない!
小屋が足元に見えて高度感抜群で結構怖かったので、下を見ないように登りました。
梯子も2か所、鎖も所々にありました。
高所恐怖症じゃなければ楽しいのかな?
一瞬で小屋が足元に・・・
個人的にはザイテンよりもこちらのほうが怖かった。
帰りここ下れるのかな?
巻き道は・・・・ないですね^^;
急斜面を登るとあとはガレ道を登るだけです。
背後には槍がばっちり見えます!
登山道を外れて槍を撮っている方がいました。
下山するときもまだ同じ体制でいたのでカメラマンの方でしょうか?
望遠レンズの長さが半端なかった@@
山荘から40分ほどで、山頂が見えてきました。
左が山頂で右には山座同定盤ありました。
それにしても3000mオーバーの道はガレガレです。
ジャンダルム~~
頂上に何人か人がいました。
8:26 山頂
ついに北アルプスの頂点に立ちました!
3190mは自身最高到達地点です!!
上高地から延べ9時間ほどかかりました。
最高の天気で槍もばっちり!
山頂直下が広場のようになっていて360度のパノラマの景色が見放題ですよ!
後ろにはジャンダルムや独標まで見えますね。
最高地点なので障害物がないので時折風が吹き付けて寒いですが、50分ほどたっぷり景色を堪能しました。
涸沢岳北穂高岳槍ヶ岳とスーパースターそろい踏み。
大天井、燕岳まで見えましたね。
名残惜しいですが、後髪ひかれる思いで下山開始。
途中でピッケルのモニュメント発見。登りでは気がつきませんでした。
背後は笠ヶ岳です。
あっという間に戻ってきました。
ここの急斜面は慎重にゆっくり何とか降りれました。
小屋から奥穂と逆方向の涸沢岳まで20分ほどでしたので登ってみました。
ここも3000mオーバーの高峰です。
そんなにきつくないので、こちらも是非お勧めです。
ここから先の北穂高岳までの縦走路はかなりの難易度のようですので、やめておきます。
涸沢岳山頂から奥穂、西穂方面を望む
強敵ぞろいですが、いつか縦走してみたいですね。
十分堪能した後は、下山開始。
下山もザイテングラードを通りますので油断禁物です。
ザイテン両サイドはこのようなカールの斜面になっていて美しい!
道が細いのですれ違いに時間がかかりますが、その間に景色を楽しめますので苦になりません。
途中にあった注意看板。
日付が一致していますのでここで先週死亡事故があったのでしょうか?
場所的には問題ないところですので落石もしくは浮石で不運にも事故にあわれたのかもしれません。
ご冥福をお祈りします。
山は楽しいところばかりではなく自然の中ですので人間の力なんて無力に等しいと思った瞬間でした。
12:39 涸沢小屋
なんとか無事に下山できましたので、乾杯です。
涸沢は風呂がない以外は至れり尽くせりでお金さえ出せば何でも事足りる気がしますね。
まだ、お昼で暑いのでヒュッテの売店前で場所を移してラーメンを食べたりして時間をつぶしていたら頂上であったお父さんと息子の親子とばったり再会!
2時間ほどおしゃべりしてすっかり仲良くなって、小学3年生の息子さんは夜までテントに遊びに来てくれて楽しい時間を過ごせました。
翌日もこの親子にお世話になることになろうとは・・・・この時は思ってもみませんでした。
この日も満天の星空で、夜中に起きて15分ほどで流れ星を5個もみれました!
明日はいったん下山して松本まで行って仕切り直します。