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【考察】子供と一緒に山へGO! ベビーキャリア登山について

息子が生まれてから早や一年が経ちました。
生後8か月で初めて山に連れ出してから1歳になる今までに5回ほど山に連れ出しました。
まだよちよち歩きで自力登山ができないので、山中は100%ベビーキャリアに乗せた状態です。
この時期の子連れ登山の資料が中々ないので、自分なりに実際試して気がついたことなどをレビューしてみたいと思います。
今後子供が生まれて”登山いつからできるのかな?”と思っている方に少しでも参考になればと思います。

1.ベビーキャリア

これがなければ、乳幼児を山に連れ出せません。
一般的には10ヶ月~3歳程度までは、ベビーキャリア無しでの登山は難しいでしょう。
私が2015年初頭にベビーキャリアを買うときに色々と検討したのが下記にまとめてあります。
通常のザックほどじゃないけどいろんなメーカーからでていますが、2万円以上のものに関しては大差ないと思いますが利便性を考えると自立スタンドがついている方が何かと便利かと思います。
後は通常のザックと一緒で自分の体に合うかどうか?とザックの構造が自分の使い勝手にあうかどうか?がポイントとなると思います。

2.季節

通常の登山は、夏が一番最盛期ではないでしょうか?
普段いけない3000m級の山も夏ならいけるようになるし。。。
日も長いので行動時間が他の季節と比べてたっぷりとれるのもポイントです。
しかし・・・
幼児と一緒の登山では春または秋がベストシーズンだと思います。
理由1.紫外線
ベビーキャリアで連れ出すような幼児はまだまだ肌が薄くて紫外線によって細胞が破壊されてしまします。夏は特に強く、山はさらに強い影響を受けてしまいます。
理由2.気温
大人であれば夏の暑いときは2000m以上の高山に行けばいいですが、幼児は2500m以上で酸素欠乏により脳が悪影響を受ける場合があるみたいです。
よって必然的に低山中心となりますが、この時期の低山はサウナ状態で熱射病や虫刺されなど子供にとっていいことがありません。
理由3.行動時間帯
幼児が一緒だと日の出前に起きて出発というわけにはいきません。
よって、山頂に着くのがお昼や午後になってしまうことが多いのですが、夏はお昼過ぎから気温上昇によってガスってきてしまう確率が大です。
理由4.天候
最近はゲリラ豪雨など夏の天気は変わりやすい上に山の天気も変わりやすいと来たら・・・
もちろん雨対策はしていきますが、雨が降ってしまうと地面が滑りやすく子供を背負っている人は絶対に転倒できませんので一気に大変になってしまいます。
結論
どうせ高山に行けないのなら、紫外線も強くなく熱射病の心配もない春、秋の登山は快適に歩けるはずです。

3.アプローチ

山の難易度や登山道を歩く行程時間も大事ですが、自宅から登山口に行くまでの所要時間も集中力のない幼児と一緒ですと、大切な要素となってきます。
私たちの場合は、電車は1時間まで、バスは20分ぐらいまでが1歳現在の今は限界かな?と思っています。
幼児は電車やバスなどの密閉空間でじっとしていられないんですよね。。。
車の場合は、もっとハードルは下がりますが車って高確率で子供は寝ちゃうので帰宅後親がボロボロに疲れて眠いのに子供は元気!なんてことになったら大変ですので、やはり2時間程度までがいいと思います。(これは個人差があるので一概には言えませんけどね)
登山中はベビーキャリアの上で、移動中はベビーシートの上で固定されっぱなしですので、あまり長時間のドライブは避けた方が子供のためですね^^

4.持ち物

ベビーキャリアは主に子供を積むものですので、収納はあまり期待できません。
私の使っているオスプレーのポゴプラスも荷室には
・オムツセット
・お弁当&飲み物
・ウインドブレーカーを含めた着替え
(すべて息子用のみ)入れるとほぼいっぱいになってしまいますので、私の雨具や食料は同行者である奥さんにもっていってもらっています。
その他には、
・100円ショップで買った銀シート
・授乳中の方ならツエルト型シェルター
男の握りこぶしより一回り大きい程度で嵩張りませんので、非常用を兼ねて持って行ってもいいですね。
・ベビーキャリア用のレインカバー
私の持っているオスプレーは、ザックのレインカバーをすれば子供もすっぽり覆ってしまう構造ですので子供用雨具は持っていません。
後はザックのポケットにカメラやスマホ、登山地図などを入れて終了です。
残りの荷物は、同 行者である奥さんに持ってもらっています。
・私用の雨具(荷物減らすためにソフトシェルは持たずに寒い時は雨具を着る!)
・食料(ストーブでの調理は子供が落ち着かなくて危険なのでしばらくはコンビニ弁当です)
・トレッキングポール(私用)
などです。

5.行動時間

最初は1,2時間程度から初めて徐々に増やしていく感じがいいでしょう。
子供やザック自体の重さ、その他荷物でトータル15キロ以上の荷物を背負うことになるので、ベビーキャリアを担ぐ人の体力次第となると思います。
一歳児では、多くても6時間以内にした方がいいと思います。
幸いうちの息子はベビーキャリアに乗っているときは終始ご機嫌で、よく寝ちゃったりするので体温調節さえ気を付けていれば6時間程度は行けると思いますが、こればっかりはお子さん次第ですかね。。
子供の背負って転倒できませんので鎖を使ったり、急斜面が続くところは避けた方がいいでしょう。

まとめ

ベビーキャリアを使っての幼児との登山は、100%親の登山力にかかってきますので無理は絶対にしないこと。
雨の予報、寝不足、体調が悪いなど少しでも不安要素がある場合は次回に回す勇気が必要です。
余裕を持った計画と行動で、楽しい登山にしましょう!
子供も記憶にはないかもしれませんが、山の中では多くの刺激を受けているように感じますので、積極的に連れ出そうと思います。