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抱っこ紐で乳児を抱えて自転車に乗るのは絶対ダメな理由

日中街を歩いていると、抱っこ紐で子供を抱えながら自転車に乗っているお母さん方をたまに見かけます。
いつも見ていてハラハラドキドキしてしまいます。

抱っこ紐で自転車、法律的にはどうなの?

都道府県の道路交通法がありますので一概に言えませんが、神奈川県の場合は背負い(おんぶ)は合法で前抱え(抱っこ)は違法となってます。

抱っこ紐を使ってのおんぶは大丈夫なのだから、抱っこもOKと考える方も多いと思います。っていうか普通は思いますよね。
っていうかそれすら理解していないお母さんたちも多いかと思います。
正直、それで警察に捕まることはないと思いますしね。

安全性は?

正直、ヘルメットもかぶっていない乳児(0歳児用のヘルメットは現状存在しません)は安全性が皆無と言わざる負えません。
数年ごとに死亡事故が発生しているのが物語っています。

事故の詳細を見ていくと、運転者である母親の運転上の過失が原因のものもありますが第三者にぶつかられてバランスを崩して転倒した際に子供が頭を打って亡くなるケースもありました。
しかもこの時は運転者である母親は軽傷であったとのことでした。

昨今では交通ルールを守っていても安全が担保できなくなってきている世の中となってきていますからなおさらです。

背負いも合法とはいえ安全とは言えないのがわかりますね。
ましてや抱っこは下への視界が子供で遮られるので不意な段差や障害物に気が付かず転倒のリスクも増えると思います。

世のお母さんたちの意見

現在は共働き家庭が増えてきて、育児と仕事の両立で大変な状況となっています。
車で送迎すればいいのでしょうが、都市圏では急激に保育園を増やしている関係で駐車場の確保が十分にできないまま開園しているケースが多々あります。このような場合は徒歩もしくは自転車での通園となってしまいます。
近くの保育園に通えたらいいけど、現実はどこでもいいからいければラッキーという現実もありますので、選ぶことは現実的には困難な地域もあります。
兄弟がいる場合は上の子を保育園に送っていくとき自転車でやむ負えず下の子を抱っこ紐で抱えていく場合も無きにしも非ずです。

子供自身が座席に座るのを拒否する場合もあります。暴れたりすると危ないので抱っこ紐で・・・という方もいると思います。

子供の命にかかわることなので・・・

わかっているけどやめられない方も多々いると思います。
子供の成長は早いので、”1年くらいは・・・”と思う気持ちもわかります。

家庭の事情もあると思いますが、子供がシートに座れるようになるのは首が座って座れるようになる1歳ごろからということですので、かなり不便があると思いますがそれまでは徒歩もしくは車での移動を推奨します。

もうこのような不幸なニュースを聞くのは胸が痛いので、少しでも危険性が周知されるよう記事にしてみました。