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【観光スポット】福島県 牧場と喜多方ラーメンと会津大佛とさざえ堂などなど

お盆休みの帰省最終日はやっぱり喜多方ラーメンが食べたくて猪苗代湖北西部へ足を延ばしました。
急に夕立が降ったり晴れたりと接近中の台風の影響で安定しない天気ですが、全般的に暑いのは変わりませんでした。

喜多方ラーメンといえば朝ラーメンですが、実家の朝ご飯はモリモリたくさん出てきてつい食べ過ぎちゃって全然おなかが減ってなかったので、喜多方の前に猪苗代湖北部の牧場へ立ち寄ってから向かうこととします。

磐梯南ヶ丘牧場

こちらの牧場は昨年義理のお兄さんが連れて行ってくれて、楽しかったので再訪することにしました。

入場料、駐車代は無料です★
磐越自動車道がすぐ近くに走っていますが、喧騒は感じられません。

HP: https://www.minamigaoka.co.jp/bandai/

晴れていれば正面に磐梯山を望める絶景ポイントですが、あいにく雲がかかっちゃています。

こちらのおすすめはペロシキやジンギスカンなどありますが、私的にはやはりソフトクリーム。
聞きなれないガーンジィ牛乳という日本で200頭しかいないという貴重なガーンジィ牛の牛乳から作られるソフトクリーム。
独特の味がして濃厚かつコクがあり、今まで食べたことのないソフトクリームの味です。
無理やり例えるならミルクケーキ(板状のお菓子)の味に近いソフトクリームでした。(おいしかった)

牧場内は様々な体験や動物とのふれあいなどができますが、まずは動物と触れ合います。
広大な敷地内の一部が観光客用に開放されています。

入場料が無料なので、何かやるごとにきっちりお金がかかる富士急ハイランド方式です。

こちらへ来た一番の目的であり、昨年初めてかい君に体験させてから一気に動物好きに目覚めた思い出深い場所です。
まずは100円ガチャガチャで餌を買います。

この固形の餌はウサギ、ヤギ、ぶた、羊みんな共通に食べるエサです。

エサを持っているとわかると羊とヤギは尋常じゃないくらい寄ってきて要求します^^;
なかなかあげないと”メェーメェー”と大きな声で怒られます。

網の向こうからもガンガン来ます。

エサがないとわかると途端にプイ!と向こうへ行ってしまいます。
白黒はっきりしていて逆に気持ちかったですね。。

柵があると強気なかい君、いたずら坊主の顔してますよ!

ただ柵の中に入ると途端にビビり始めて必死に逃げ回っていたのには笑いました^o^

別の柵にはミニブタもいます。
近寄ってくると鼻に触ろうとするので、噛まれるんじゃないかとひやひやでした。

今年はやりませんでしたが、乗馬体験もできます。
親子でも乗れるので、いい思い出になりますね。
昨年かい君と乗りましたが、楽しそうでした!

そのほかにもアーチェリーやパターゴルフなどが楽しめますので、子供連れにはお勧めです。

レストランもあり、ジンギスカンのバーベキューやなぜかロシア料理も楽しめます。
去年ハンバークカレーを食べたけどおいしかったです。お肉が違いますね!

牧場ならではのお土産もレストランに併設されているこちらで買えます。
創業者である牧場主が戦時中満州にいたようでその時にロシア料理などを覚えて帰ってきたのがきっかけでロシア料理があるようです。

2mはあるんじゃないかと思われる大きなシロクマのはく製もありました。

先ほどソフトクリームで使われていたガーンジィミルクが売っていました。
2ほんでこの価格。。。高けぇ
(昨年義理のお兄さん夫妻は躊躇なく2本買っていました。。。)

園内で軽く遊んだ後は喜多方へ向かいます。

喜多方ラーメン まこと食堂

牧場で遊んでから移動を一時間ほど挟んで喜多方に着いたのはちょうどお昼時の12時過ぎ。
案の定長蛇の列でしたが、年一回しか来れないので並ぶこととしました。

これで”まこと”と読むのでしょうか?
どんな漢字さえもわかりませんでした。

まこと食堂は、喜多方ラーメンとして紹介された最初のお店で数ある喜多方ラーメンのお店の中でも老舗的な有名店です。

並んでいる途中に伝票がまわってきます。
注文を取る手間を省けますね。人気店ならではの工夫です。
ラーメンですので回転は速い。
長蛇の列でしたが、20分ほどで入店できました。

もともと旅館?だったような内装ですね。
廊下の左右に何個も部屋があります。

案内されたのは奥の方の部屋で、親戚のおじいちゃんの部屋のような6畳間にちゃぶ台テーブルが5台ありました。

メニューは老舗ならではのシンプルさで、ラーメンはスープ一種類、あとカツ丼ぐらいでした。
大盛中華そばは250円UPに対し、チャーシュー麺の大盛は100円UPなのはなぜだろう?
両方とも大盛を注文してみてみましたが違いが判りませんでした。

お持ち帰りもやっておりその場で買えます。

ほどなくおばあちゃんがラーメンを持って登場!
チャーシュー麺の大盛の写真です。

やっぱり麺は平打ち縮れ麺だよね。
独特の古紙と食感のある麺を 平打ち熟成多加水麺 というそうです。
食べ応えがあって麺の中では一番好きかも。

ただ、期待しすぎたのかスープは化学調味料など一切使っていなさそうなシンプルな味でしたが少々物足りなく感じてしまいました。
昔ながらの味を守っている結果なのかもしれませんが、お客の舌もいろいろなラーメンを食べているのでどんどん肥えてきているので、難しい所ですね。

ちなみにお土産は買いませんでした。

こちらは都内でも買える河京のお土産用のラーメン館。

なんと試食も可能でしたので、食べてみましたが正直こちらの方がおいしく感じてしまいました。
やはり基本の味を守りつつも時代にニーズに合わせて進化していかなければいけないんだなと思わされましたね。
(個人の好みですが。。)

ラーメンで塩辛くなった口の中をサッパリさせるために、三万石へ立ち寄りました。
ままどおる”はもはや福島を代表する銘菓で、うちの近所のスーパーでもたまに売ってたりします。

アイスキャンディーとままどおるクルミ柚餅子をいただきましたがどれもおいしかった!
ちなみにPAYPAY決済可能でした。

会津大佛

お腹がいっぱいになったところで、喜多方市の北部にある会津大佛に向かいます。
こちらは偶然喜多方の駐車場でもらったラーメンマップを見ていて見つけました!

大佛は何を隠そう奥さんの大好物。

かなり立派なお寺のようですが、人がほとんどいない。。。
観光地というよりは、敷地のほとんどがお墓だったのでお墓参りするお寺という感じなのかな?

年代物のすごく立派で重厚な山門。
ちょうどお盆の時期だったので提灯がかかっていました。

こちらが本尊になります。
はじめはこれが大佛かな?いやそれにしても小さいなぁ。と思ったりしてました。

本尊の裏手に大仏殿がちゃんとありました。
こちらの建物はまだ新しい感じです。

中には3メートル弱の大仏様が祭られてました。
こんな田舎の人気のない場所にこんな立派な大仏様がいるとは思わなかったので、少し感動しました。

お十夜会とは10月から11月にかけて全国の浄土宗寺院でひろく行われる 念仏会の事ですが、こちらのポスターを見てちょっと気になることが。。。

なにこれ?
どうなっているのでしょうか?
実際に見てみたいものですが、10月かぁ・・・無理。

意外に見ごたえのあった会津大佛、喜多方に来た際は少しだけ足を延ばすのもありですね。

飯森山

大佛を見た時点ですでに15時でしたが、帰り道に通る会津にも少しだけ寄ってみることにしました。

まだ行ったことのない飯森山です。

近辺は土産屋さんや有料駐車場がありますが、無料の市営の駐車場が隣接してありますのでこちらへ停めましょう!

ちょうど車を降りたとたんに雨が降ってきて騒いでいたら、ここの駐車場の方が傘を貸してくれました。

飯森山は一度一気に上に上がってから、下に下るようにして観光する感じになっています。
階段で行くと183段で、そんなにきつくありませんがここで問題発生。

どうも駐車場から車を降りたとたんに抱っこモードに入ってしまったかい君。
さすがに抱っこして石段は危険だったので(っていうかそれで先月ねん挫したし><)スロープコンベアなるもので上まで連れてってもらいました。(250円/一人)

先ほどまでしがみついて離れなかったのが、乗ったとたんにこれすよ。。
ダッシュで駆け上がってましたw

白虎隊自刃の地

2個のスロープコンベアーを乗り継いて頂上まで来ました。
最深部には、たくさんのお墓とともに白虎隊の自刃の地がありました。
画像中央の森の中に見える鶴ヶ城下から煙が上がっているのをみて落城したと思いこちらの地で自刃したようです。(火は失火によるものとされている)

そのあとの話がひどかった。朝敵である会津藩の兵士である白虎隊は明治政府から埋葬禁止令がでて、遺体はそのまま放置されていました。(埋葬許可が出なのは明治2年になってから。。ひぇー)

知れば知るほど切なくなってしまうお話です。

さざえ堂

気を取り直して先に進むと、有名なさざえ堂がみえてきました。
からくり屋敷のような佇まいですね。

こちらは中に入るには観覧料が必要になります。

中は今でいうスロープのような坂道が”らせん状”になっており、ぐるぐる回りながらテッペン目指して登っていきます。

2週半もすると頂上近くになり、思ったより高さがありますね。

頂上はこんな感じで千社札がビッシリ貼られていました。
天井のものはどうやって貼ったんだろうか?

登って下りてくるだけなら3~4分もあれば充分ですが、登りと下りは別々のルートですれ違わないという当時としては不思議な構造となっています。

正しくは『円通三匝堂(えんつうさんそうどう)』 で1796年建立されたものです。

さざえ堂からすぐのところに戸の口堰洞穴という池がありました。
この怪しげな小さな洞窟はなんと猪苗代湖までつながっており、この池の水は猪苗代湖からの水だそうです。
直線距離でも10Kmくらいあるんじゃなかろうか。

そして信じがたいことにこの小さな水路を白虎隊の隊士がくぐったそうです。
洞窟の区間はそんなに長くなさそうだけど、あそこに入るのは嫌だな。。。

その他資料館やらありましたが、すでに17:00前で終了してましたのでこれにて長い一日が終了。

掘り出し物の会津大佛と一度行ってみたかったさざえ堂に行けたので充実した一日となりました。